感染高止まりのお盆 ~ゆうてもええかな~
お盆を故郷や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格化し、各地の駅や空港は11日、家族連れなどでにぎわった。鉄道と航空の国内線は下りの予約数がピークにんsり、高速道路では最長37キロの渋滞が発生。海外に向かう旅行者の姿も見られた。
下りの混雑は13日も続いたが、台風8号が午後に静岡県から関東付近に上陸するとの報道で、午前中に移動する人達が増えた。また、前線の活動が活発化している東北地方では河川の氾濫情報が相次いでおり、被害が広範囲に及んでいて、お盆の時期でも災害への備えが必要になっている。
帰省ラッシュといっても、コロナが入ってくる前のレベルには及ばず、3年雨に比べて6割程度だそうだが、昨年、一昨年に比べると、非常事態宣言、まん延防止等重点処置の発令がない分、増加傾向にある。オミクロン株での生活様式というのであろうか、都道府県のBA.5対策宣言に留まっていて、国内の移動に関しては、移動する際は検査を受けてのリスク回避推奨、あるいは自己判断にゆだねられている。お盆休み前の時期まで新規感染者数の拡大が続いており、移動するか留まるかの判断が個々で分かれたろう。
ここ一週間ほどは高止まりの状況が続いており、お盆期間で検査数そのものが減るタイミングなので、高止まりからどう動くかは、17日以降の週の後半にならないと分からない。
新型コロナの感染症法上の扱いを見直すかどうかの議論があって、加藤厚労相は、経済社会活動の正常化を目指すことが重要だとして、自治体や医療機関などの意見を踏まえて適時適切に対応していく考えを示した。インフルエンザなどと同等の扱いとして、医療体制への負荷を軽減し、濃厚接触者特定や就業制限を緩和したいという意図が見える。感染力の強さとか、発症したときのダメージ身体的・経済的ダメージ、後遺症の深刻さなど、感染したときのリスクがインフルエンザ同等なら納得できるが、社会がリスク回避のためワクチン接種と検査結果を求めている間は、同等じゃないと思う。
お盆明け、高止まりが続くか否か。支持率に直結することなので、岸田政権も気が気でなかろう。
(仲)