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2022年5月21日 (土)

NATO拡大へ      ~ゆうてもええかな~

 フィンランドとスウェーデンは18日、北大西洋条約機構NATOへの加盟を同時に申請した。両国ともロシアによるウクライナ侵攻で危機感を強め、長年保ってきた中立の立場から転換した。
 両国の加盟には既存加盟国による全会一致の承認が必要で、申請から加盟まで数カ月から1年ほどかかる見通しだ。トルコのエルドアン大統領は、クルド人武装勢力への両国の対応などを理由に、加盟に否定的な耐場であり、今後交渉になる。
 フィンランドは、ロシアとおよそ1300キロにわたって国境を接していて、第二次世界大戦でソビエトから軍事侵攻を受けた経験を持ち、ロシアを刺激することを避け、具自適中立を保ってきた。スウェーデンも軍事的非同盟を貫いてきたが、両国は1994年にBATOとパートナー関係を締結しており、ともに軍事演習やアフガニスタンなどでの活動した実績はある。
 ロシアのウクライナ侵攻以降、フィンランドではロシアを脅威と捉え、自衛のみならずNATOに加盟することを望む世論が強くなった。ウクライナでのロシア軍の状況を見た上で、NATO加盟の決断になったようだ。
 もちろん、プーチン大統領は強く牽制している。両国加盟が確定すれば、NATO同盟国と直接国境絵御接して対峙することになるわけで、ウクライナ侵攻前の、NATO拡大県政のもくろみと逆の動きになってしまった形になる。
 実際、ロシアが北欧に侵攻する可能性は低く、ウクライナ東部で戦闘長期化が避けられない状況での戦線拡大は、仮に考えがあったにしても、当面は維持できそうにない。それよりも、中立であった欧州の2国をNATO側に回してしまったことで、親ロシアと欧米側の対立をより深刻なものにしたことの影響が大きい。エネルギー供給にしても壁ができ、経済的にも対立が深まっている。
 旧ソ連圏6カ国の集団安全保障条約機構加盟国から、ロシアの侵攻に参加する国はまだない。ロシアがマリウポリを押さえても、NATO陣営との対立は当面続く。
 
                           (仲)
 

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