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2019年9月14日 (土)

東京電力の災害復旧対策      ~ゆうてもええかな~

 8日から9日にかけて、首都圏に接近、上陸した台風15号は、各地に甚大な被害をもたらした。特に停電被害が長期化しており、千葉県内の多くの地域で、一週間経ってもまだ復旧していない。当初東京電力は2日程度で復旧すると見込んでいたが、その後、長期化するが1週間かからない程度と公表したものの、13日の時点で停電は16万戸を超えており、最長で2週間かかると見通しを修正した。
 千葉県の三分の二を超える地域で大規模な停電が発生した理由は、台風15号接近時の強風にある。千葉市中央区で最大瞬間風速57メートルを記録しており、千葉県内各地で観測史上最大級の強風に見舞われた。一方、君津市の高圧送電線の鉄塔2基が倒壊して停電地区が拡大したのだが、この鉄塔の国の安全基準は、風速40メートルで設定されており、経験したことがない強風で設備が被害に遭っていることは、残念ながらやむを得ないこととしよう。
 問題は、台風通過後の復旧体制である。13日の記者会見で東京電力側は、当初は従来の経験で復旧見込みを公表していたが、実際は経験したことがない規模の倒木や設備被害で現地に近づけず、停電で携帯電話やインターネットがつながらないため情報共有に遅れが生じたとした。ここが一番の問題、危機意識の脆弱さが表れたところだろうと思う。
 送電線の鉄塔が2基倒壊したと分かった時点で、すでに経験したことがない被害状況であることが想像できるはずで、全体の被害状況の把握をせず、通常の停電復旧作業で対応を始めてしまった。電力という、生命に関わるライフラインを提供する側として、この対応はお粗末ではないか。
 ここ数年、各地で台風や大雨の被害を経験し、その状況はほぼ全国同時に伝わっている。鉄道では計画運休の考え方が定着したくらいで、被害や利用者の不便を軽減することを考え始めている。電力は計画停電などされると問題が大きいから、代わりに設備の被害があった場合のバックアップ体制、災害時の被害想定見直しは必要なのではないか。
                               (仲)

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