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2019年2月 2日 (土)

トランプ政権2月のハードル      ~ゆうてもええかな~

 1月25日、トランプ大統領はメキシコ国境の壁建設費用を含まない暫定予算を承認した。これで35日間に及ぶ政府機関一部閉鎖が解除された。トランプ大統領は当初、議会に対し、壁建設費用を盛り込んだ予算を要求して、前年度予算期限切れで政府機関閉鎖に突入しても譲らなかったが、2月15日までの暫定予算を飲んだ。暫定予算で政府機関が稼働している間の2月5日、一般教書演説を行う。
 一般教書演説は、今年一年間の政策課題を議会に説明する場で、トランプ大統領は米中貿易戦争のほか、国境の壁など不法移民対策、インフラ整備などで今後の方針を説明するとみられている。壁建設で新たな動きが明らかになれば、議会との対立は収まるどころか激化する可能性もあり、暫定予算の期限である2月15日をにらんでの攻防が焦点になる。すでに35日間の閉鎖で、空港やFBI、沿岸警備を含む80万人の職員が無給で自宅待機になったばかりで、まだ壁建設に拘れば、国民の支持が離れることもあり得る。
 2月末、米朝首脳会談が開催されるとみられている。これも大きなハードルになりそうな気配だ。前回の会談以降、実質的な北朝鮮非核化の進展がなく、トランプ政権は外交面での成果を得ることが難しい状況だ。
 米中貿易協議も高いハードルとなっている。3月1日に追加関税猶予期限を迎え、閣僚級協議が行われていたが、輸入量増加で成果を主張する中国と、米国企業に対する技術移転の強要などの中国の構造課題改善を求めるアメリカとで調整が難航し、決着は2月中に開かれる首脳・閣僚会談に持ち越した。状況は不透明で、溝が埋まらなかった場合の対応と、米中を含む世界経済への影響が懸念されている。
 トランプ大統領は、来年の大統領選挙での再選のために、アピールできる実績作りを目指しているが、1月中は空回り。まずは5日の一般教書演説で何を言い出すか、注目だ。
                              (仲)
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