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2018年8月 4日 (土)

東京医科大の不正は経営問題      ~ゆうてもええかな~

 東京医科大学医学部で、入試に関わる問題が相次いで発覚している。
 一つは、文部科学省の私学支援事業に関わる汚職事件。支援を受ける見返りに前局長の息子を不正に合格させた疑いで、東京地検特捜部が前理事長らを起訴した。
 さらに、医学部医学科の一般入試で、女子受験生の得点に一定割合の係数をかけて一律に減点し、女子の合格者数を抑えていたことが関係者の話でわかった。この件、汚職事件での不正合格について調査する過程で、大学側が把握したようだ。
 汚職事件に関しては、論じるまでもない。私学支援事業、即ち国からの金を割り当てて欲しいから文科省前局長の子の入試結果に加点したということだから、事実なら、文科省も前理事長もどちらも悪い。今どき、そんなことで文科省の支援事業を決められることに驚いた。
 一般受験で女子の得点を一律減点していた点は、もしかすると他の大学でもあり得る話なので、事実関係の調査が必要だ。医学部医学科に入学すると、6年の過程を経て国家試験を受ける。その後2年の臨床研修が必須で、その後、系列病院で専門医研修を受ける。大学の系列病院で医師として働くための養成が重要で、離職すると医師不足が解消せず、医師の業務負担が大きくなる。もちろん独立開業とか、親の病院を継ぐというケースもあるから、医師確保は系列病院維持のために重要になる。女性は結婚出産で離職するケースが多いから、入試段階で合格者を抑えておこう、という発想で一律減点が行われたとみられている。
 募集要項で男女別の定員が明記してあればまだしも、受験生の知らないところで点数を操作するのは、他者から見て正当性があると見えない。現代の考え方であれば、結婚出産しても離職しないで済む方策を考える方向のはず。そちらに向かわないのは、経営面での負担を考えているからだろう。どちらにしても、これから調査が進み、支援事業や助成金をカットされたら、経営は苦しくなるだろう。生き残るための改善は、早いほうがいい。絶対。
                            (仲)
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