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2018年6月 9日 (土)

がん見落とし再発防止の重要性      ~ゆうてもええかな~

 トランプ大統領はG7サミットに参加し、途中で抜け出して米朝首脳会談に向かう予定で、大きなニュースだけど、まだ何も解決しないと思うから今週は取り上げない。トランプ大統領の外交戦略が見えず、他国首脳と仲良くして仲違いして、その後関係修復できた事例がまだない。関税問題だって、来年以降、米国内の物価上昇懸念がつきまとう。安いものを輸入しないのだから。
 今回は千葉大学病院の問題を取り上げる。千葉大学病院は8日、30~80代の男女9人の患者について、CT検査画像診断の報告内容を医師が見落とすなどしたため、がんの診断が最大約4年遅れ、4人の治療に影響があり、2人が腎臓や肺のがんで亡くなったと発表した。診断の遅れがなければ治療の選択肢があったと、影響があったことを認めた。
 これが発覚したのは、昨年、肺がん患者の1年前のCT画像で頭頸部腫瘍があったことに気づいた医師が、確認不足を疑い病院の医療安全管理部に報告したことがきっかけだった。見落とした原因は、調査で、放射線診断専門医が提出した画像診断報告書の確認不足のケーズ、専門医に画像診断を依頼せず担当医が診断したケース、画像診断報告書の作成遅れと未作成のケースがあった。亡くなった方はそれぞれ、炎症性腸疾患で受診した際のCT画像での腎がん見落とし、皮膚悪性腫瘍受診でのCT検査での肺がん見落としと、受診した専門科以外の領域のがん所見を見落とした。
 大きな病院だと、どこでもありうる。医療の技術は日進月歩、検査機器は精度を増し、電子カルテへの移行もあり、医師が免許を取る前に習得した技術は古くなっているケースが多々ある。自分の専門科なら、新しい技術について行けるが、専門外の領域に敏感に対応できる医師がどれほどいるだろうか。
 亡くなった方、治療が遅れた方はお気の毒だが、せめて今後は、再発防止策を考えて欲しい。診断専門医の拡充は必須。複数の科をつなぐコーディネーターの役割があってもいいかも。患者は複数の病気を抱えていることもありがちだから、是非対策の検討をお願いしたい。
                               (仲)
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