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2018年5月19日 (土)

日大アメフト部問題での危機管理      ~ゆうてもええかな~

 6日行われたアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で、日大の選手が関学大の選手に反則行為となるタックルをして負傷させた問題で、日大の監督は19日、関学大関係者に直接謝罪した後、記者会見に応じ辞意を表明した。
 スポーツ試合中の反則行為そのものの是非は触れない。ここでは日大の危機管理という観点で経緯を見てみたいと思う。
 6日の試合中、日大の選手が関学大の選手にタックルした。今回の場合、ボールを投げ終えて、無防備な状態の選手へのタックルであるから、審判は反則と判定した。10日、関東学生連盟が日大選手と監督の処分を発表した。選手を処分するのは異例で、連盟が重大な反則行為と認定したことを示す。12日、関学大が抗議文送付を公表。17日 関学大が日大からの回答文書を公表し誠意ある回答ではないとした。18日までに春の対外試合がすべて中止となり、19日の監督直接謝罪と辞意表明に至った。
 試合中の反則行為は、その重大さに見合う処分が科せられる。組織が対処し、再発防止が為されていると対戦相手や所属する団体が認めれば、処分決定時に考慮される。
 日大の対応は、組織内で対応する機を複数回逃している。試合中あるいは直後のチーム内での注意。翌日以降の大学内での対応。相手校、選手への対応。これらのタイミングで、日大側はほぼ対応できておらず、再発防止の手立てを打てなかった。行為の重大さを見誤ったかもしれないが、結果、他校は組織の問題と捉え再発の怖れありとして春の試合をキャンセルし、上層部の謝罪と監督の辞任に至ったがそれで収まるかどうかは不明だ。
 問題が生じたときの危機管理の手法は、スポーツに限らず、企業を含めたどんな組織でも当てはまる。事態を把握し、深刻度を評価し、対処する。日大の事例は後手に回った結果だ。日大はこの危機、収拾できるか。
 
                              (仲)
 
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