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2018年2月 3日 (土)

米核戦略見直し評価の先は      ~ゆうてもええかな~

 政府は3日、トランプ米政権の核戦略見直し公表に対して、高く評価すると歓迎する河野外相談話を発表した。
 核戦略の見直しの内容を見ると、今後5~10年の核政策の指針となる核戦略見直しであって、核なき世界を目指して動いたオバマ前政権下の2010年以来、8年ぶりになる。ロシアや中国は核兵器の近代化や拡大を進め、北朝鮮の核開発が脅威になっているとし、それに対する抑止力を維持するため、潜水艦発射弾道ミサイル用に爆発力を抑えた小型の核弾頭の開発を進め、水上艦や潜水艦から発射できる新型の核巡航ミサイルの開発し、ピンポイント攻撃と機動性向上を目指す。核兵器の使用条件に、米国や同盟国などに対する核以外の重大な戦略的攻撃も含むとし、通常兵器や生物兵器への対抗の可能性を加えた。
 これを高く評価すると、外相談話で政府が持ち上げたことになる。非核団体や核軍縮支持者、被爆者から非難の声が上がるのは当然のこと。政府が逆に核抑止力に文句をつける立場なら、核兵器禁止条約論議の際にも違った対応があったはず。核の傘を容認する立場に違いは無い。
 国会の予算委員会で安倍首相が、北朝鮮の核の脅威に触れて、核抑止力を容認している。だから今回の核戦力見直しを評価したのだが、トランプ政権が見ている相手はロシアだ。ロシアの核兵器による影響力強化に対抗して、地域限定で使う核兵器で対抗することが主目的で、これを持ち上げた日本政府は、ロシアと関係にも注目しなくてはいけない。
 日ロ関係は、プーチン大統領が再選を目指す3月の大統領選まで動きようがなく、米ロ関係の対立を深めているところで、北朝鮮とロシアが接近する中、3月以降の東アジア地域の緊迫度が増す怖れがある。そういうタイミングで出てきた米核戦略見直しである。
 同盟国日本は反対できないけど、日ロ関係の打開策も考えて欲しい。東アジアでのご近所づきあいという観点で。
 
                            (仲)
 
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