« 崩れた土砂に廃棄物      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 日ロ首脳会談でのロシアの意図      ~ゆうてもええかな~ »

2017年9月 2日 (土)

ハリケーンの影響はガソリンに      ~ゆうてもええかな~

 アメリカ南部に上陸したハリケーン『ハービー』は、アメリカで過去最大の被害になるとの予測も出るほどの事態をもたらした。テキサス州にある全米第4の大都市ヒューストンなどで深刻な洪水被害が起きており、少なくとも47人が死亡。被災者は9万6千人に上ると報道されている。被災した家を狙った略奪も起きており、市は夜間外出禁止令を出した。
 ハリケーンは上陸後、勢力が弱まり熱帯低気圧になった後も停滞して雨を降らせた。ヒューストンの洪水は、上流のダムで貯水量調整のための放水を続けており、洪水発生地域の水が引かず、10日から15日間程度は冠水の状況が続くと見込んでおり、ヒューストン市長は被災地からの避難を呼びかけている。
 ハリケーンが上陸したメキシコ湾岸地域は、製油所が多数存在する重要拠点だが、現在も10以上の製油所が稼働を止めるなどしており、これによってアメリカ全体の製油能力が22%ダウンしている。31日のニューヨーク市場でガソリン先物取引価格が高騰した。上昇率は3割に達して、製油所の稼働回復まで10日以上かかることから、ガソリン先物取引価格は高値で推移するとみられる。
 影響が期間限定とはいえ、原油の需給や価格が不安定になれば、アメリカ国外へ影響が波及しかねない。エネルギー省は5年ぶりに戦略石油備蓄からの緊急放出を決めた。トランプ政権は被害対応のための緊急処置対応に入っている。
 アメリカ国内での雇用重視を掲げたトランプ政権だけに、産業の基幹となるニューストン一帯の復旧は緊急課題となろう。トランプ大統領が被災者支援のため、ポケットマネーで100万ドルを寄付し、早々に被災地に入ったのも、重視する姿勢の表れだ。対ロシア政策が泥仕合の様相を見せ、北朝鮮対応で難しい局面だから、国内経済は落ち着かせたい。政権の基盤だから。
 
                            (仲)
                             戻る

« 崩れた土砂に廃棄物      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 日ロ首脳会談でのロシアの意図      ~ゆうてもええかな~ »