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2017年6月10日 (土)

加計学園問題は解決できない      ~ゆうてもええかな~

 非生産的な攻防を延々続けているだけのような気がする。
 加計学園が運営する岡山理科大学の獣医学部を今治市に新設する計画があり、これを地域限定で規制緩和する国家戦略特区の事業者として内閣府が今年1月に認めた。学部設置などの認可は文部科学省の管轄で、現在審査中。獣医師に関わることは農林水産省の管轄であるが、ここでは詳述しない。
 獣医学部の新設は、文科省の認可基準では、ここ50年ほど認められていない。今治市は2015年12月、獣医師系国際教育拠点の整備特区の指定され、事業者募集にあたり、岡山理科大すなわち加計学園のみが応募したため、内閣府が計画を認めたが、文科省は学部新設を審査中。文科省がかたくななのか、内閣府が横車を押したのか。野党は認可までの過程、決定までの早さ、加計学園理事長と安倍首相との個人的つながりに目をつけ、特区指定に首相側の意向が働いて加計学園に便宜を図ったのではないか、と追求している。
 その証拠探しで、文科省へ首相官邸からの圧力があったかどうかを示す書類『加計文書』探しの与野党攻防があって、文科省の再調査が9日始まった。
 冒頭、非生産的と言った。首相の意向を示す文書が出てきたとして、それが安倍首相の便宜供与の証拠となるか。知らぬ存ぜぬで引き延ばして、幕引き。文科省の職員が証拠をリークしたとして、加計文書が明らかになるだけで、加計学園の問題は解決しない。獣医学部新設が宙ぶらりんのままである。
 規制緩和が目的なら、特区地域が妥当か、文科省の認可基準が妥当か、そもそも獣医師の育成強化が必要か、そこを検証すべし。文書にこだわれば、学部新設の文科省判断はいつまでも出ないまま放置。横道に逸れずに、実務的な議論をしようよ。どうせなら。
 
                         (仲)
 
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