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2017年4月 8日 (土)

米シリアをいきなり攻撃      ~ゆうてもええかな~

 7日、米軍駆逐艦から巡航ミサイル・トマホークを59発発射し、シリア西部の空軍基地を攻撃した。シリア軍の戦闘機と基地施設に被害が出て、シリア情勢が一変した。
 トランプ大統領は、化学兵器使用に対抗する軍事行動だと主張している。4日のシリア北西部であった空爆のあと、民間人を含む100人以上が死亡、400人以上が呼吸困難を起こしており、国際医療団体が化学兵器使用の可能性を示唆していた。アサド政権は関与を否定、ロシア政府はシリア軍の空爆で反体制派倉庫の毒ガスが流出したとの見解を示していた。トランプ大統領はアサド政権が化学兵器を使用したと非難し、5日開かれた国連安保理緊急会合で国連による真相解明の決議案が議論されたが、アサド政権支持のロシアが反発し、議決が見送られた。こののち、米国は議決無しの軍事行動を示唆していた。
 数百キロ離れた距離からの巡航ミサイルでの攻撃であり、次の一手を誰がどのように打つかでまた状況は変わるが、少なくとも現時点で、緊張が高まった。今までトランプ大統領は、シリア反体制派を支持せず、アサド政権を支持するロシアに近い立ち位置だった。それが4日の化学兵器使用疑惑から、アサド政権を非難し、ロシアと対立。化学兵器使用の立証がないまま、単独攻撃に踏み切ったことで、国連安保理は機能しなくなり、出口が見えなくなった。米ロ直接交渉しか手がないように思えるが、ロシアは単独攻撃は国際法違反と反発を強め、関係悪化は必至だ。
 東アジアにも影響が及ぶ。今回の爆撃は、中国習金平国家主席との首脳会談の日程中に実行された。北朝鮮情勢含め、攻撃実行があり得ると牽制した形になった。
 この事態をどう収拾させるか。危機管理能力を示すのか、泥沼の緊張状態にはまりこむのか。トランプ大統領の手腕は、いかに。

                        (仲)

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