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2016年11月12日 (土)

トランプ新大統領当選      ~ゆうてもええかな~

 アメリカ大統領選の勝敗が決し、共和党候補のトランプ氏が当選して数日。ようやく世界的にトランプ新政権への動きが現実のものとなってきた感じだ。
 アメリカがどこへ向かうことになるのか分からないが、いわゆる中間層の有権者が自国保護政策への転換を考えて投票したことは、イギリスのEU離脱投票から表れている現象だ。それに応えるための政策が出てくるのか。
 まずは新政権の体制作りになる。トランプ新大統領は公職に就いたことが無く、自分のブレーンやチームだけで政策を進めることは難しい。共和党本部から実務経験がある閣僚を入れることになるだろうし、その体制が明らかになれば、具体的に進む方向が見えるだろう。選挙戦で主張した保護主義的布陣になるのか、政策実務的バランスを考えるのか。
 直近の市場の反応は、株高に振れている。トランプショックで一時的に下げたが、アメリカ産業、特に軍需やインフラ関係の株価が上がり、日欧も同様に動いている。あくまで期待値だが。
 アメリカ保護主義を掲げ、中間層を守ろうとすると、低賃金の移民や、安価な中国や新興国からの製品を制限する動きになるから、インフレに傾く可能性がある。軍需やインフラで経済を押し上げるなら、金融政策が必須。中間層に利益が分配されるまで時間がかかるから、中間層の暮らしが楽にならないと、トランプ新大統領の支持基盤が傾く。
 選挙戦での主張が実現するか、ではなく、実現させたら出る悪影響が何かを考えて、舵取りすることになる。来年は、タフなネゴシエーターが生き残る時代になるかもしれない。

                          (仲)

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