« 核兵器禁止条約、難解な反対      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | トランプ新大統領当選      ~ゆうてもええかな~ »

2016年11月 5日 (土)

TPP特別委強行採決      ~ゆうてもええかな~

 4日、衆議院TPP特別委員会は、TPP承認案と関連法案の審議を終えたとして採決し、自民公明維新の賛成多数で可決した。与党は8日にも衆院本会議通過を目指すが、民進共産が採決強行に抗議していて、強く反発している。
 TPPについては、昨年来関係諸国で調整し、合意内容をもって今年4月から国会で審議されていた。しかし、国会での審議内容は、国の交渉経過を開示するしないの問答が主だった。
 政府与党側は、この臨時国会での法案成立に拘っている。TPPはもともと、アメリカが対中国を念頭に自由貿易圏を確保しようと考えたシステムだが、当のアメリカはオバマ大統領の任期が迫り、来週には次期大統領が決まる。クリントン、トランプの両候補とも現状のTPP合意内容に反対しており、アメリカ経済の保護を念頭に再交渉を求めてくると見られる。日本の政府与党は再交渉を封じるために法整備を急いでいる。
 再交渉になれば、今年議論してきた農業政策改革の前提が崩れてくる。国際競争力を高めるための改革は、JAの流通構造にまで踏み込んでいて、今月中にはまとまる見込みというところまで持ち込んだが、TPP再交渉になれば、農家側の不信感が募る怖れがある。
 農業に限らず、そもそもTPPにアメリカが不参加で発効しない事態になれば、TPP合意に向けてどちらかと言えば強引に進めてきた政府与党の政策に理解を得ることが難しくなる。だから今の臨時国会中に成立させたい。そういう思惑が見える気がする。
 EUもアメリカも、自国産業保護に傾いているから、TPPも再交渉前提で審議すべきだろう。たぶん。

                          (仲)

                           戻る

« 核兵器禁止条約、難解な反対      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | トランプ新大統領当選      ~ゆうてもええかな~ »