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2016年11月19日 (土)

JR北海道の窮状      ~ゆうてもええかな~

 18日、JR北海道は全路線の営業距離の約半分にあたる10路線約1200キロについて、自社単独で維持できないと正式発表した。このうち3区間はバスへの切り替え協議対象とし、その他の路線については、駅の廃止などの合理化、施設設備維持を自治体に移管するなどの対応協議に入りたいとしている。
 北海道新幹線は開業したばかりだが、札幌までの開業はまだ先。人口減少や車利用が増えたために乗客が減少し、将来にわたって路線を維持する負担が企業レベルを超えているという。
 北海道以外でも、地方の鉄道は苦境にあって、廃止されるケースも出ている。一部、利益を出している鉄道もあるが、鉄道輸送のみでは苦しく、物販や不動産業での利益で運営をまかなうケースが多い。
 JR北海道はもともと、人口密度が少なく、長大な路線を抱えていたため、負担が大きかった。今回公表した維持困難な路線は1200キロを越える。これは東京博多間の1175キロより長い。沿線住民の鉄道利用で維持するのは難しく、コストダウンなどの合理化だけでなく、他の事業での利益を考えなければ企業としては成り立たない。
 先月株式上場を果たしたJR九州も、鉄道部門は赤字で、駅ビル開発による不動産部門の利益に頼る。上場したことで不採算路線の合理化が進むのではないかと見られている。地方路線はいずこも、過疎化と自動車利用で乗客が減り続け、苦しい状況にある。高齢化社会において、自家用車以外の移動手段を確保することは重要で、鉄道バスタクシーなどを維持するための負担分担を考える必要がある。北海道だけでなく、全国的に。

                         (仲)

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