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2016年9月24日 (土)

点滴中の中毒死      ~ゆうてもええかな~

 20日未明、横浜市の病院で、点滴に異物が混入されて入院患者が死亡した事件について、状況が明らかになって来つつある。
 点滴に混入された異物は、界面活性剤であり、これが男性の体内からも検出され、栄養補給のための点滴の袋に混入させた界面活性剤が体内に入ったことによる中毒死と断定されている。
 唐突に殺人事件が発生した感があるが、実際はどうだったか、調べが進んでいる。直近で亡くなった患者に不審な点がないか。警察に届けが出されていない事件性のある出来事があれば、それとの関連も明らかにする必要がある。
 界面活性剤と報道されているが、どのような物質かは明らかになっていない。界面活性剤をいっても、洗濯や掃除に使う洗剤にはだいたい入っているし、石けんもそうだ。点滴で直接血管に入れて良いものではない。飲み込んでも、病院で診てもらう必要がある。
 医療用に使われる薬剤もなくはないが、この場合は明らかに人為的に点滴に混入させているもので、医療事故の類ではないようだ。未明の急変だから、病院の外部から侵入したか、内部の関係者の犯行か。
 入院施設がある病院だと、入院病棟で点滴を受けている患者がいるのは当たり前だし、診療所でも処置室で点滴を行うのは特別な状況ではない。そこに悪意を持って袋に何らかの異物を入れることがあり得ると気付かされ、心底怖いと思った。カギを掛ける部屋で行う治療ではなく、だから誰もが被害者になり得る。この場合、未然に防ぐ、事件を回避するにはどうすればいいのだろう。
 想像を超える形で他人を害する事例も考えないと、安全ではない。嫌な世の中だな。

                         (仲)

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2016年9月17日 (土)

豊洲市場への移転問題      ~ゆうてもええかな~

 東京築地市場が11月に豊洲新市場へ移転する予定だったが、延期されることになり、波紋を呼んでいる。他の地域に住んでいる者には詳細が分かりづらいが、全国的に報道されていて、見ない日はない話になっている。
 築地市場の建物が老朽化し、さらに取り扱いの規模が膨張しているところへ、観光客の来訪もあって、現地で市場を開きつつ建物の建て替えを進めるのは無理があった。東京都は豊洲のガス会社跡地を移転先と決めたが、土壌汚染の懸念が指摘され、汚染された土を入れ換え、さらに盛り土で覆って安全性を担保するとして、移転計画を進めてきた。11月移転に向け、建物はできあがっている。
 都知事選で小池氏が当選し、選挙戦での公約通り、移転延期を決めた。外部から見ると、延期はやむなしと思う。その時点で土壌の安全性の調査結果を待たずに移転する予定だったから、安全性が確認されるまで立ち止まるとしたことは頷ける。
 今週、盛り土ではなくコンクリート製の地下空間となっていることが報道で出てきた。密閉された空間ではなく、床に水が溜まっている。環境基準を超える値ではないが有害物質が検出されたと、都が17日発表した。
 過去の経緯を調査することも必要だが、移転しないことでの問題、耐震性という観点での安全性を築地市場では担保できない状況がある。まず、有害物質が入り込む経路と、それを遮断することが可能か検証し、そのための費用と時間を含めた移転計画の再設定が必要だろう。
 お役所は計画の見直しなんてやりたがらないけど、時間勝負。安全安心を売るのが日本でしょうに。

                        (仲)

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2016年9月10日 (土)

北朝鮮核実験の先は      ~ゆうてもええかな~

 9日、北朝鮮は核実験を行ったと発表した。核弾頭の爆発実験であるとしている。
 これを受けて国連安保理は緊急会合を開き、北連決議違反であり非難する報道機関向けの声明を全会一致でまとめた。追加制裁を検討するとしているが、中国が制裁に前向きでないことから、実行ある決議がなされるかは見えていない。
 北朝鮮の意図は、アメリカに、核保有国と認識してもらい、対話のテーブルについてもらうこと。今年のミサイル発射実験と2回の核実験を一連のものとして考えてもらい、核攻撃ができる国として扱って欲しい。北朝鮮とアメリカは、未だ休戦協定の状態であり、平和条約締結を北朝鮮は望んでいる。今年はアメリカ大統領選の年。次の大統領へのメッセージと捉えることができる。
 アメリカは、少なくともオバマ大統領は、北朝鮮の挑発を無視してきた。新たな核保有国を認めることはできないし、朝鮮半島のパワーバランスが崩れて北朝鮮が優位に立つことがあってはならない。今更、東アジアへの米軍展開などできないし、核を持ち込むこともロシアと中国を刺激する。韓国内への地上配備迎撃システム導入でも中国の反発は大きかった。緊張を高めることはできない。
 それはロシアと中国も望まないことで、中国は安保理の非難声明に同意している。北朝鮮が軍備増強してアメリカの対抗活動を呼び込むのは好ましくない。でも、北朝鮮自体が弱体化するのも困る。米韓同盟と直接対立ではなく、北朝鮮を間に挟む状態が望ましい。生かさず殺さず、これが中国の狙い。
 中国が対応を変えないと、北朝鮮のわがままは続くのではなかろうか。

                         (仲)

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2016年9月 3日 (土)

G20、ASEAN、中国      ~ゆうてもええかな~

 今月4、5日に中国でG20首脳会議が開かれる。経済問題を話し合うこの会議では、世界的な景気の安定化について議論が交わされる見込みである。
 中国の景気減速、イギリスのEU離脱をきっかけにした景気後退局面にあって、経済成長の安定化のために各国が金融経済政策や構造改革を進めることを確認すると見られる。
 具体策を出してまとめる会議ではないから、むしろ参加国個別の首脳会談のセッティングが注目され、5日に日中首脳会談が予定されている。
 アメリカに次いで第二位の経済大国である中国が、景気減速から脱却するために何をするか。原子力発電所とか高速鉄道などのインフラ輸出で、競争力を維持できるか。中国国内の消費が伸びないところに、得意先のEU向けがイギリス離脱問題でダメージを受けている。中国の一手が必要。
 7、8日にはラオスでASEAN首脳会議が開かれ、関係各国の首脳はそちらに移動して、会議に臨む。
 中国の海洋進出で緊張が高まる地域だから、全く触れないわけにはいかないだろうが、対立より対話の道を模索することとなるのではないか。中国が主張する南シナ海の権利を否定した仲裁裁判によって、中国国内からの批判が高まる怖れがあるから、それをかわす方策に迫られていて、東シナ海の活動を活発化させているのもその一つ。ここで中国を責めるより、交渉の場に引き出すことを選ぶ国があって当然だろう。
 日本は、日中韓と調整し、改善関係を目指す。どこも政治基盤が揺らぐことは避けたいはずだし、機運はあるはずだ。年内は注目すべきだろう。

                        (仲)

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