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2016年6月11日 (土)

ニホニウム      ~ゆうてもええかな~

 国際純正・応用化学連合(IUPAC)は8日、理化学研究所のチームが発見した原子番号113の元素名の案をニホニウムとすると公表した。115番元素をモスコビウム、117番元素をテネシン、118番元素をオガネソンとする案を公表した。5ヶ月の意見募集ののち、決定される。
 日本の研究チームが発見して命名権を得たのは初めてで、国名、地名、研究者名から命名することが多く、理化学研究所のチームは元素名案に国名を入れた。
 元素は、原子番号1番の水素から118番までが発見されている。ただし93番以降は自然界には存在しない。113番のニホニウム(案)は亜鉛とビスマスを核融合させることで合成した。
 研究チームのリーダーである森田教授は、記者会見で、日常生活には役立たないと言った。まさにその通りで、この発見がすぐに人間社会に影響するものではない。しかし、核融合によって元素を合成する過程は、宇宙誕生後の元素の成り立ちを知る手がかりになるもの。周期表を見ると、先に発見されていた原子番号114番、116番を含めて、7つめの周期がすべて埋まったことになる。次の8つめの周期は、まだ発見されていないが、存在を提唱する科学者がいて、森田教授も合成を目指していることを明らかにした。
 ニホニウム(案)は、合成後0.002秒で核分裂を起こして別の元素に変わってしまうという。それを合成して、存在すると立証できる技術力は、科学技術の進歩の証ではないか。
 周期表は長らく、103番までしかなかった。報告はあったが、104番から109番が命名されたのが1997年。理科の教科書って、ずいぶん変わっているんだろうな。

                          (仲)

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