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2016年4月23日 (土)

三菱自動車の燃費不正操作      ~ゆうてもええかな~

 三菱自動車は20日、製造する軽自動車の4車種について、燃費測定に不正操作があったことを発表した。そのうち2車種は、三菱自動車が製造し、日産自動車が販売する車種である。政府はこれを受け、燃費の検査方法を見直すことを決めた。
 燃費の試験では、まずメーカーが実走行で、タイヤと路面との摩擦や空気抵抗などの走行抵抗を計測し、その値をもとに国交省の外郭団体が試験する。今回三菱自動車は、走行抵抗の数値を低く申告したため、燃費が10%程度良くなっていた可能性がある。
 燃費目標達成、あるいは他社の競合車種に合わせる目的があったと思われるが、この件で政府の対応が早かったのは、エコカー減税の対象になっていたから。購入時などの自動車取得税と重量税は、環境面で性能がよい車種は優遇される。実際の燃費が悪かったことが分かれば、優遇幅が小さくなり、該当車種の課税額は、不正があったために実際より少額になっていたかもしれない。政府はこの差額は、納税者である購入者に負担を求めない方針を打ち出した。三菱自動車に負担させたい考えだ。
 また、すでに購入したユーザーには、中古車として買い取りされる価格の低下を懸念して、三菱自動車への買い取りを求める動きがある。
 当該車種を生産する工場は操業を停止していて、長期化すると見られている。実際の燃費が悪くなれば、信頼度低下分も併せて、競争力が低下する。ファルクスワーゲンだって、不正対応費用で昨年は赤字だ。代償は大きい。

                       (仲)

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