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2016年4月 2日 (土)

シャープ買収正式契約      ~ゆうてもええかな~

 2日、鴻海精密工業がシャープを買収することで正式契約を結んだ。6月のシャープ株主総会で承認されれば、10月までに手続きを終える。
 シャープは、液晶テレビで高い品質をでリードしたが、需要が一巡し、LG電子などとの価格競争に入った時点で、液晶パネル製造拡大のための投資を回収できずに経営状況が悪化し、海外資本による立て直しの道を選んだ。鴻海は3888億円を出資し、全株式の66%を取得して傘下に収める。
 今後シャープは、この出資金をもとに、スマートフォンなどに使われる有機ELディスプレイパネルや、インターネット接続家電の開発に注力する。ただ、鴻海との契約が長引き、出資額が当初の交渉時から1000億円程度減額になっている上、3月期決算では赤字が見込まれていて業績が落ち込んだ状態であり、回復には事業見直しなどが求められそうだ。
 売れ筋と見込んで過剰な投資で業績が悪化した例は、他にもある。家庭用パソコンやゲーム機がスマートフォンに食われ、家電は海外メーカーとの価格競争にさらされ、苦戦しているケースは多い。それでも電気・電子機器が無くなるわけではなく、発電売電関係などの設備関連、モバイルフォン、自動運転やエコカーなどの自動車関連は、これからの分野だ。海外資本から見れば、日本の技術力、ブランドに注目が集まっている。
 海外資本傘下であっても、開発力、ものづくりの技術でリードすることができれば、シャープもまだまだ展開できる。そう思いたいが、業績の回復がなければ、先行きは厳しい。

                         (仲)

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