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2016年3月12日 (土)

原発運転差し止めの判断      ~ゆうてもええかな~

 9日、大津地裁で関西電力高浜原発3、4号機運転の停止を命じる仮処分の決定を下した。滋賀県住民の申し立てを認めた決定で、営業運転中だった高浜電発は翌日停止された。関西電力は異議と命令執行停止の申し立てを大津地裁に行うことになる。
 関西電力は高浜原発稼働を見込んで5月からの電気料金値下げを発表していたが、撤回した。
 高浜原発は福井県にあり、滋賀県は立地自治体ではない。しかし半径70キロ圏内の住民の訴えで稼働中の原発停止を命じる決定がなされた。
 高浜原発は、原子力規制委員会の新規制基準に適合した上で再稼働しているが、事故対策や外部で電源に頼る緊急時の対応、基準地震動の想定について危惧すべき点があるとした。即ち、安全であると立証するのに規制委の適合を根拠にするのは不十分だと司法が判断したことになる。
 異議申し立てなどで審議は続くのだろうが、5年前の原発事故を受けて設けた新規制基準で適合性の判断をして再稼働する原発があるなかでの仮処分決定だけに、今後の原発の安全性に対する司法判断に影響する可能性がある。
 大津地裁判断のポイントは、新規制基準に対しての疑義を指摘したこと、広域の避難訓練は国が主導すべきとしたこと、安全性確保について住民への説明を電力会社に求めていること、だろうか。立地自治体だけでなく、周辺の住民の人格権侵害の可能性が高いとしている。すべての原発が危ないという判断ではないが、個々の事例について見直す契機になるかもしれない。
 発電コストと事故発生時の事態の深刻さを比べたわけだから、対応は国が考えることだろうと思う。

                          (仲)

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