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2016年3月19日 (土)

オルトトルイジンって何だ      ~ゆうてもええかな~

 一部報道がされているようだが、化学工場の従業員が膀胱がんを発症した件に関して、厚生労働省は18日、オルトトルイジンを扱う全国の事業所に注意と指導を行うと公表した。
 オルトトルイジンは、染料などの原料や、一部溶剤として使用されている物質である。一般的な生活で接触することは、ほぼ無いだろう。昨年12月に報告が上がったときから調査が進んでいて、原因と疑われる5種の物質について、業界団体に注意を促す通達が出ていた。調査の結果、健康被害のあった工場でオルトトルイジンの暴露があったとして、暫定報告をまとめた。実質、オルトトルイジンがあやしいと言っているようなものだ。
 オルトトルイジンは、人体に入ると、代謝で尿となって出ていく。膀胱は尿が溜まる場所だから、そこでがんを引き起こすと指摘されている。今回の化学工場で発症した方は10年以上これを扱う作業に従事していて、皮膚から吸収したとされた。
 過去、印刷会社での溶剤の影響で胆管がんを発症した例を踏まえ、一昨年、労働安全衛生法が改正され、指定物質が指定の量を含む化学製品を扱う場合、文書での通知を求めている。オルトトルイジンもその指定に含まれている。化学物質の安全性を評価する仕組みは整ったが、それ以前に体内に入ったことによる健康被害は、今後明らかになるかもしれない。
 化学物質の健康への影響については、出す側が受け取る側に情報提供する義務がある。分かっている範囲ということになるが、市販の薬品は、ラベルや取扱説明書に一通りのことが書いてある。混ぜるな危険、とか。使う際にはご注意を。

                         (仲)

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