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2016年2月20日 (土)

英国はEUに残るのか      ~ゆうてもええかな~

 EU改革案を協議する会議がブリュッセルで開かれ、イギリスの要求したEU残留の条件に対して、EU各国が譲歩する形で合意に達した。
 EU圏内の移民に対し、例外的に増えた場合は社会保障を入国後4年間制限でき、この措置は最大7年まで延長できるようにする。ユーロ圏の金融政策に非ユーロ圏の国が反対したとき、ユーロ圏の国は協議する。
 イギリスは東欧諸国からの移民が増加し、社会保障や失業問題が深刻化しており、国内でEU離脱派の声が強くなっている。キャメロン首相はEU残留派であるが、国内世論を抑えられず、改革要求を出した。移民問題では、北欧諸国も同調する構えだが、移民を制限される側の東欧諸国は納得しないし、フランスなどの政治的主権のEUへの委譲を進める『統合の進化』をを主張する国も、各国で規制を設けるのは逆行することになり、受け入れがたい。
 溝は埋まらなかったけれど、イギリス離脱、即ちEU分裂は回避したいから、要求が通った。EUの理念はあるけど、世界経済の先行き懸念、中東情勢、シリアからの難民問題、ロシアの動静など、抱える課題は山積しており、G7のメンバーであるイギリス残留が必要と判断した結果であろう。
 キャメロン首相はEU側の譲歩を引き出した成果を国内に持ち帰り、EU残留の賛否を問う国民投票を実施する。賛成という結果を得て、決着を図る考えだ。世論調査では賛否が拮抗していて、もし否決されれば、EUの情勢が不安定になりかねない。6月には実施される見通しで、イギリス国民の判断に注目が集まる。

                        (仲)

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