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2016年2月27日 (土)

民主維新が合流すれば      ~ゆうてもええかな~

 26日、民主党の岡田代表と維新の党の松野代表が会談し、3月中の合流を目指すことで大筋合意した。夏の参院選に合流後の党で臨むには、候補者調整などの手続きが必要なので、3月がギリギリのラインになる。
 もともと、野党再編の軸になるべく調整をしていた両党なので、驚きもしないが、難航した背景に、維新からの要求があった。新党を立ち上げて両党が解党して合流という要求に民主が難色を示していた。しかし参院選という期限を前にして、民主を存続政党とすることで維新側が折れた。
 ただ、このあとすんなりといくかどうか。両党の思惑で一致するのは、対自民の軸になること、安保法反対と消費税問題くらいで、与党時代からのイメージから抜け出せなくて参院選までに刷新したい民主党と、道州制などの制度改革を目指すも牽引役不在の維新で、思惑が異なる。民主党内に賛否があって、全員が合流するとは限らず、分裂の可能性は残っている。
 注目は参院選だけではない。衆議院を解散して、衆参同日選になる可能性もあって、そうなれば維新の多くの衆院議員が比例区当選で、そのときの橋下人気で票が入ったけど、今の維新で比例区を戦うのは難しい。維新も看板の掛け替えを急ぐ必要があった。
 党勢拡大のために相違点の調整を先送りで走っていると思う。政策調整ができなきゃ、選挙民の判断は甘くないだろう。
 
                         (仲)

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2016年2月20日 (土)

英国はEUに残るのか      ~ゆうてもええかな~

 EU改革案を協議する会議がブリュッセルで開かれ、イギリスの要求したEU残留の条件に対して、EU各国が譲歩する形で合意に達した。
 EU圏内の移民に対し、例外的に増えた場合は社会保障を入国後4年間制限でき、この措置は最大7年まで延長できるようにする。ユーロ圏の金融政策に非ユーロ圏の国が反対したとき、ユーロ圏の国は協議する。
 イギリスは東欧諸国からの移民が増加し、社会保障や失業問題が深刻化しており、国内でEU離脱派の声が強くなっている。キャメロン首相はEU残留派であるが、国内世論を抑えられず、改革要求を出した。移民問題では、北欧諸国も同調する構えだが、移民を制限される側の東欧諸国は納得しないし、フランスなどの政治的主権のEUへの委譲を進める『統合の進化』をを主張する国も、各国で規制を設けるのは逆行することになり、受け入れがたい。
 溝は埋まらなかったけれど、イギリス離脱、即ちEU分裂は回避したいから、要求が通った。EUの理念はあるけど、世界経済の先行き懸念、中東情勢、シリアからの難民問題、ロシアの動静など、抱える課題は山積しており、G7のメンバーであるイギリス残留が必要と判断した結果であろう。
 キャメロン首相はEU側の譲歩を引き出した成果を国内に持ち帰り、EU残留の賛否を問う国民投票を実施する。賛成という結果を得て、決着を図る考えだ。世論調査では賛否が拮抗していて、もし否決されれば、EUの情勢が不安定になりかねない。6月には実施される見通しで、イギリス国民の判断に注目が集まる。

                        (仲)

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2016年2月13日 (土)

重力波を観測って      ~ゆうてもええかな~

 なんでも、ノーベル賞クラスの成果なのだそうだが、素人にはピンとこない。
 11日、アメリカなどの研究チームが重力波の観測に成功したことが分かった。理論上では存在するとされており、様々なチームが観測に挑戦していた。この観測で、理論の正しさが実証され、今まで観測できなかった分野の調査が進むと期待されている。
 重力波とはなんぞや。水面の物体が動くと、波ができる。空気中の物体が動くと、風や音波という形で周囲に伝わり、物体の大きさや質量が大きいほど、あるいは動く速度が大きくなるほど、周囲への影響が大きくなる。非常に重い物体だと、それが動くだけで、周囲の時間や空間にひずみが波のように伝わる現象を重力波と言う。かなり荒っぽい説明だが。
 宇宙空間で非常に重い物体というと、ブラックホールがある。光や電磁波も曲げてしまうほどの引力のせいで、今まで直接観測ができなかった。ブラックホールに吸い込まれる気体が発するX線の観測を証拠にしていたが、今回、重力波を捉えることで、ブラックホールが動いている状態を直接観測した。それも、2個のブラックホールが引き合って回転し、合体する現象が起きることも初めて確認できた。
 理論があって、観測できて、解析できれば、今まで分からなかった現象が分かるようになる。今回の重力波も、1箇所で方角が分かり、2箇所以上あれば距離なども割り出せるだろう。光や電波での観測に加えて重力波を観測することで、新たな発見が期待できる。こういう壮大な話も面白いと思う。

                          (仲)

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2016年2月 6日 (土)

北朝鮮が打ち上げるもの      ~ゆうてもええかな~

 北朝鮮が人工衛星打ち上げと称して実験の準備を進めている。今月、北朝鮮から黄海に向けて南へ打ち上げ、部品は韓国沖からフィリピン沖まで3箇所に落ちると通告している。他国はこれを長距離弾道ミサイルの発射実験と指摘して糾弾しているが、国連で止めさせようという動きは具体的にはない。それが分かっているから北朝鮮も堂々と通告してきたわけだが。
 1月に核実験を行ったことは事実で、核兵器の次は、核弾頭を乗せて飛ばすミサイルの実験を、となるのだろうが、この一連の動きを見ると、金正恩体制にあって北朝鮮の姿勢が変わっていないように思う。北朝鮮を取り巻く国際社会の力関係も。
 中国は現状を維持したい。北朝鮮、金正恩体制が崩れると、米韓と直に対峙する形になる。逆に北朝鮮が軍事的に優位に立つのも、制御しづらくなるから困る。北朝鮮は現状のまま、中国の言うことを聞く国であって欲しいから、国連の今以上の制裁を望まない。
 アメリカも干渉できない。北朝鮮が弱体化した状況の東アジア、中露を含んだ勢力関係を維持する影響力は無い。韓国も政治経済面で支える力はなく、日本は拉致問題の交渉もできる状態ではない。
 だから韓国もアメリカも、中国と電話会談で動いてもらうよう求めて、中国は従来の立場を繰り返し、その間に北朝鮮は兵器開発を進めて、その技術を売って国を維持する。
 今回の長距離弾道ミサイル実験で、これらの関係がはっきりと浮かび上がる。長続きしないようで、どうにも動かないのが現実だろう。

                        (仲)

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