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2015年10月 3日 (土)

デフレ脱却、まだ先のこと       ~ゆうてもええかな~

 10月に入った。9月までの四半期の経済指標が追々公表されるだろうし、企業の9月期決算も注目される。7日には内閣改造を控え、来年の参院選に向けての動きが出てくる時期だ。
 安倍政権は景気浮揚策で支持を得ていたのが、ここにきてやや減速の気配が見える。直接的な原因は、8月以降の中国の景気減退傾向で、中国向けの取引が落ち込んでいることだ。関連銘柄の株価が下落していることからも、先行きの不安感を市場が感じていることが分かる。
 国内消費はというと、円高による輸入食料品、小麦や食用油などの価格高騰が続き、下げる気配がないのに、収入の増加が追いついていないから、消費の動きは鈍い。お盆明けの雨続きで野菜が高値で推移しているのも響いている。
 ここで消費者が買い控えに傾くと、またデフレスパイラルに陥ってしまう。そもそも、安倍政権下での景気浮揚策で効果があったのは、円高での輸出企業増益、株価上昇による市場活性化で、輸出製品の数量、国内製品の販売量、どちらも目立って増えているものではない。国内の製造量や設備投資が増えないと給与所得増加につながらず、消費者は景気が良くなったと実感できる状態ではない。だから。物価が上がるようインフレ誘導しても、デフレから抜け出せないでいる。
 7日に内閣改造を行う意向だが、オリンピック以外の景気浮揚策を打ち出せるのか。そこで得点を稼がないと、中国向けの輸出入が増える要素が見当たらないから、その分だけ景況が悪化する。
 あ。中国向けは景気減速だけではない。政情の動向によっては中国市場からの撤退が増えるのではないか。人件費も上がっているし、日本人拘束、テロなど、リスクが増しているとも見えるから。

                         (仲)

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