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2015年7月19日 (日)

新国立競技場計画白紙撤回の是非      ~ゆうてもええかな~

 1週間がドタバタと過ぎた感じがする。安保法案が強行採決で委員会、衆院可決、又吉氏の芥川賞受賞、他にもあった気がするが、台風11号で吹っ飛ばされた。紀伊半島と高知・徳島で記録的な大雨となったが、今回はその間の紀伊水道を抜けて、兵庫を中心に大雨が降り続いた。金曜、土曜は京阪神の広範囲で鉄道の運行に影響が出て、新聞では、100万人以上に影響が出たとか、乗客が電車や駅で一晩過ごしたとか。
 台風が去って改めて今週の新聞を読み返すと、新国立競技場の計画を白紙撤回した、その一連の話が目についた。
 4年後完成を目指して、国立競技場を建て替える。当初工費を1300億円と想定していたが、資材高騰などで今年見積もりをし直すと、2520億円と、1200億円以上高くなっていた。アーチ状の2本の主柱だけで900億円かかり、デザインを見直さないと工費圧縮はできないとの判断で、デザインからやり直す、白紙撤回となった。政府自民党から高すぎるとの発言が相次いでいたのは、政府が国民の反応を見るためだったのだろう。
 白紙撤回への批判には、あまり共感できない。増える1200億円の財源は税金だろう。それを抑えるよう考えて欲しいと思うし、いったんデザインを採用されたザハ氏には気の毒だが、違約金だか迷惑料だかを支払っても、見直しが妥当だろう。キャンセルで100億円くらいムダになるらしいが、このままだと1000億円以上負担増。どっちがマシだろうか。
 かといって、安倍首相の記者発表も、強行裁決後のタイミングは計算が見えて、なおさら印象が悪い。ケチがついた計画は、さっさと精算してくれ。

                         (仲)

(本欄は筆者都合により、しばらく更新を休止します。8月再開予定です)

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2015年7月11日 (土)

中国とギリシャの危うい経済状況      ~ゆうてもええかな~

 暑い。今日7月11日は各地で真夏日となった。また梅雨空に戻るのだろうが、暑い時期にきちんと暑いのは、経済面で歓迎である。夏の商品、家電や衣料品、飲料などの売り上げが期待できるからだ。また、農作物が順調に生育しないと、食料品が高騰する。消費者が買いたいと思う環境が整えば、経済は安定する。
 価格が乱高下しているのが、株価。上海市場の下落を受けて、売り買いが交錯したが、今は中国政府の懸命な下支えと、多くの企業が自社株の取引を停止させたため、平均株価は落ち着いている。中国経済の減速を懸念する声があって、確かに今は取引しないことで落ち着かせているから、取引があれば市場が大きく動くから不安定要因は抱えたまま。他の経済指標、6月期のGDPや貿易関係も気になるが、外的要因もある。
 中国の主要輸出先はEU。そのEUが、ギリシャの経済危機という不安定要因を抱えている。
 ギリシャは債務が膨れあがっていて、EU、IMFに財政支援を求め、EUはその前提として財政の緊縮化を求めた。増税とか年金の引き下げとか。チプラス首相はそれに反対で、国民投票で民意を問い、反対が過半数になったが、投票結果が出る前にEUは6月末の支援終了期限を延長しないと決めたことから、チプラス首相はEU離脱回避のため、支援要請と財政緊縮策提出に踏み切った。
 EU、特にドイツが支援に賛成するか、現時点では予断を許さないが、交渉に入ったとしても、ギリシャ経済の混乱は避けられず、EU経済に影響あれば、中国にまで波及する。急激な減速があれば、日米にも影響する。危なっかしいな、なんだか。

                          (仲)

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2015年7月 4日 (土)

新幹線火災に見る危険性      ~ゆうてもええかな~

 巻き添えになった犠牲者、負傷者には誠にお気の毒としか言いようがない。先月30日、新横浜と小田原の間を走行中の東海道新幹線のぞみ225号の先頭車両で、男がガソリンを体にかぶって焼身自殺した。煙とすすが車両に充満し、当人と煙を吸った方の2名が死亡、20名以上が負傷した。
 まず、車両火災について考える。新幹線は開業以来初めての車両火災となったわけだが、在来線だと過去に例がいくつかある。車両火災が起きた場合、一番怖いのは煙が充満することによる窒息あるいは中毒症状。1972年北陸トンネル内での列車火災で、緊急停車したところ、乗客が逃げる場所が無く消防もトンネル内までホースが届かず、一酸化炭素中毒などで死者30名、負傷者700名以上の大惨事になった。この事故以来、火災が発生した場合トンネルを出るまで停車しない決まりで、新幹線も同様だろう。新しい路線ほどトンネルの区間が長いし、検討課題だろう。
 そして、こちらの方が深刻なのだが、新幹線でガソリンを持ち込んで故意に火をつけることができることが分かった。自爆テロが起こったらと思うと、ぞっとする。
 2020年のオリンピック、あるいはその他の理由で日本がテロの標的となった場合を想定する必要に迫られている。
 地下鉄サリン事件のあと、特に東京を中心に類似のテロを防止するために躍起になったことがあった。最近では記憶が薄れかけているが、JRの駅のゴミ箱が透明になったのも、事件後のことだ。不便だったり、窮屈だったりするが、防げる被害は食い止めたい。駅員や乗務員、乗客の監視意識を高めることくらいしか思いつかない。良い知恵はないものか、と思う。

                          (仲)

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