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2015年5月30日 (土)

バターが足りないだけでなく      ~ゆうてもええかな~

 消費者物価が上がった、株価が上がった、円安が続いた。最近のマスコミでは、もはやアベノミクスという言葉も聞かれない。日本経済の指標上昇と、生活の充実度がつながらないからだろう。消費者の実感は、食料品などの値上がりに注意が向いている。
 簡単なところから、円安が続くと、輸入食料品の価格が上がる。小麦とか、大豆とか、砂糖に、果物、などなど。パン、菓子類を中心に、値上げや、容量を減らした実質値上げに踏み切るメーカーは後を絶たない。
 牛乳などの乳製品は、国内での深刻な事情もある。乳牛のエサとなる穀物、飼料は輸入に依存しているから、円安基調になれば値が上がる。その他、電気代など乳牛を飼うコストが上がれば、酪農家は経営が苦しくなる。生乳価格に転嫁できればいいが、買い取り価格は上がらない。経営難で廃業する酪農家が相次いでいる。
 スーパーの乳製品売り場では、特にバターが品薄になっていると聞く。酪農・乳業の業界団体である『Jミルク』が25日、今年度のバター不足分が全国で7100トンとなる見通しであると発表し、農林水産省が緊急輸入を決めた。
 牛乳は、生乳、飲用枠を優先確保、次に日持ちのしないチーズ用途が確保され、次にバター用途、となる。酪農家廃業で生乳生産量が減れば、まずバター向けが減らされる。追加輸入でしのぐなら、毎年繰り返すだろう。酪農家の経営が成り立つ仕組みを政治が考えなければならない。
 バター値上げ。でもお給料が上がっているから値上がりしても買えるわ。これが望ましい緩やかなインフレ経済である。消費者の収入が上がらないから、値上げや品薄が問題になる。値上がり、品薄はバターだけじゃないでしょう。ね。

                          (仲)

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