« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015年2月21日 (土)

選挙権だけ18歳に引き下げか      ~ゆうてもええかな~

 自民、公明、民主、維新など与野党が17日、公職選挙法改正案を提出した。選挙権年齢を、20歳以上から18歳以上に引き下げるもので、今国会で成立させ、来年の参議院議員選挙から適用したい意向だ。
 昨年、国民投票法が改正され、4年後に国民投票の年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げている。憲法改正の是非を問う国民投票が18歳以上になったから、選挙権も18歳以上にしようという既定路線で、憲法改正のための準備と思っていい。
 ただ、引っかかるのは少年法との整合で、少年法では20歳未満を少年と規定して、少年が犯罪を犯した場合は成人同様の刑事処罰を行わず、保護処分とするのが原則。だから18歳以上20歳未満の少年の有権者が選挙違反をしても処罰ができない。公職選挙法では、候補者の関係者が選挙違反をすると、候補者本人も当選無効になるなど『連座制』を採用しているから、例えば19歳だから連座制の適用無し、なんてことになると、公平な選挙制度とは言えない。
 提出された法案では、少年であっても連座制が適用されるような重大な選挙違反の場合は検察送致とする規程を入れたが、少年法の原則と食い違うのは明らかで、小手先の修正だけで憲法改正の手続きの準備を済ませてしまおうとしているのが気にくわない。
 18歳から選挙で投票できる、そのこと自体は賛成だが、それなら少年法の適用を18歳未満に、民法の成人年齢も18歳に、この3点を議論するのがスジだろう。多少時期がずれても、成人が投票して違反したら罰を受けるのが真っ当な状態だと思う。

                          (仲)

                           戻る

2015年2月14日 (土)

安倍首相が今国会で決めたいこと      ~ゆうてもええかな~

 12日、開会中の通常国会で、安倍首相の施政方針演説があった。経済再生、復興、地方創生、女性問題、安保法制と盛りだくさんで、どれも改革を伴う大仕事になる。
 内政中心で、外交といえば、中韓との関係改善、北朝鮮の拉致問題解決など、アジア外交に直接言及はしたものの、その時間は短かった。
 安倍首相が何としてでも今国会で整備したいのは、安保法制だ。公明党と調整して、どうにか集団的自衛権に関する閣議決定までこぎ着けたが、実際に自衛隊を海外に派遣するには、自衛隊法などの法整備が必要で、事案毎に特措法で対応するのではなく、恒久法で素早く派遣できるようにしたい。これはなんとしてでも今国会会期中に法案として成立させるべく、公明党との与党調整が始まっている。これがすんなりいかない。
 安保法制の次は、憲法改正である。自衛のための戦力保持が可能であることを憲法に盛り込みたい。安倍首相の意図がはっきり見えているだけに、公明党はそこに至る道の入り口になる安保法制を受け入れることはできない。宗教団体を支持母体とする公明党だから、戦争反対は譲れない。すでに自民公明両党の与党協議は始まっているが、難航すると、公明党の与党離脱もあり得る。
 だから首相は今国会中に安保法制を整備して、憲法改正論議を起こしたうえで、来年の参議院選挙に臨む構えだ。経済が停滞したら世論は改憲に向かわないから、今のうちに整備したいのだ。
 ただ、ここへ来て西川農水相の寄付問題が浮上し、解散でうやむやになった政治とカネの問題を追求されると、時間的に厳しい。今年の政界は、激しく動く予感がする。

                          (仲)

                           戻る

2015年2月 7日 (土)

マクドナルドの回復遠し      ~ゆうてもええかな~

 日本マクドナルドホールディングスの今年1月の売上高が、前年同月比で38%ダウンとなった。5日、社長が会見して公表した。2014年通期では、67億円の営業赤字だった。日本マクドナルドで営業赤字となったのは、41年振りのことだという。
 昨年7月、中国のナゲット生産工場で、期限切れの鶏肉を使用していた問題で業績が悪化、さらに手袋の切れ端や歯などの異物混入問題で対策を打つことができず、赤字に転じた。
 今後は信頼回復に努めるとした上で、100円マック、昼マックのセットなど、低価格帯での商品展開に戻す一方、店内一斉清掃や改装で、異物問題で揺れた店舗販売のイメージ刷新を図る考えだ。
 異物問題については、日本での販売工程で混入した物と、海外の生産拠点で混入した物があって、日本国内の店舗清掃だけで異物混入が抑えられるものではないが、再発防止を徹底しないと、信頼回復にはつながらない。それができるという前提で、マクドナルドの売り上げ回復策を見てみる。
 デフレ時代、外食産業が落ち込む中、100円マックをはじめとして、安さを全面に出して業績を牽引していたわけだが、直近では、コンビニが食い込んできている。イートインのコーナーを設けて、淹れたてのコーヒーとパン、サンドイッチを食べることができる店舗が増えていて、外食産業の脅威となるところまで成長している。食べ物と飲み物の組み合わせの自由度、商品入れ替えの頻度ではコンビニが断然有利だ。カップ麺を食べても良いのだから。
 ブランドで売れなくなった今、戦略再構築が急務で、目玉が100円マックでは、新味に欠ける。業績回復は数年先になりそうだ。

                         (仲)

                          戻る

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »