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2014年11月 1日 (土)

日銀追加金融緩和の次の一手      ~ゆうてもええかな~

 10月31日、日銀が追加の金融緩和実施を決めた。長期国債を買い入れる形で、市場に出回る円を増やす。ここのところ、エボラ出血熱がきっかけとなり、円安水準が一服していた感があったが、一気に1ドル=110円を越える円安水準へ引き戻した。
 日銀、あるいは財務省としては、円相場の水準を維持して、景気の腰折れがないようにしたい。景気動向の数値を維持することで、消費税10%引き上げへの環境整備をしたかったのだろうと思う。
 ただ、以前から指摘があったように、円安の効果が大企業に留まり、地方の中小企業にまで行き渡っていないのが実感で、逆に円安の弊害、輸入原材料の値上がりで相殺される状況になると、消費税10%を許容できるとはとても言えない。
 それ故、安倍首相は次の手を早々に打たなければならない。今までうまくいかない成長戦略をてこ入れするか、あるいは地方に資金が回る形の経済対策を打ち出すか。11月はAPECがある。ここで日本の円安誘導を非難する形で逆風が吹くのを抑える意味でも、経済成長対策は必要だろう。
 消費税増税判断は、7-9月期の景況指数で判断することになっているが、11月の円相場が円高に振れていたら、先行き不透明で判断が難しい。閣僚の政治資金の問題が安倍首相には痛手で、来年の統一地方選、自民党総裁選まで政権を維持したいために、支持率は維持したい。消費税10%導入で支持率が危険水域まで落ち込んだら、総裁選での再選が危うい。
 だから経済で巻き返しを狙ったと見ている。円相場は円安水準になった。さあ、次の経済対策の一手、出せるか。安倍首相。

                         (仲)

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