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2014年9月20日 (土)

スコットランド独立は否決      ~ゆうてもええかな~

 18日、イギリスからスコットランド独立の賛否を問う住民投票が行われた。結果は独立賛成45%、反対55%。独立は否決されたが、状況は拮抗していると見るべきだろう。事前の世論調査で独立賛成派が上回ったとする報道があり、キャメロン首相による自治権の委譲という懐柔、銀行のロンドン移転といった警告もあったようだ。
 イギリスは、ロンドンを含む南部イングランド、西部ウェールズ、北半分のスコットランド、及び北アイルランドによる連合王国である。それぞれの政府で独立派が居る。今回のスコットランド独立の住民投票にまでこぎ着けたのは、北海油田の経営権を握れば経済的に立ちゆくという判断、それと、イギリス政府 キャメロン首相の、意識を住民に問うのは良いことだといった意図の発言に表れる、独立できるわけがないという楽観があった。
 結果は上記の通りだが、接戦になってしまったことで、次の動きを活性化した。イギリスではウェールズが動き出している。また、スペインではバスク地方、カタルーニャ地方が、イタリアでは北部連合に、独立の機運がくすぶっている。
 中東地域は紛争地帯で、国境は直線的に強引に引かれている。住民基準で国境線の引き治しを望む声は大きい。
 もう一つ、注目すべき地域が、中国のウィグル自治区、内モンゴル自治区である。この分離独立は中国政府が絶対に認めず、武力を投入した強硬手段で、独立運動を阻止してきた経緯がある。
 EUの思惑、国連の枠組みなど、実際スコットランドが独立したら問題点は多いが、接戦にまで持ち込んだ住民の意思を示したという点で、注目すべき結果であると思う。国家は、小さな単位で自治、独立する流れになるか。中央政府が実権を集中し維持するか。自分は、前者が現状意識の趨勢と思うが、いかが。

                       (仲)

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