チキン問題だけではなくて ~ゆうてもええかな~
中国の食品に関する偽装は以前からあって、今回の期限切れチキンの件や、床に落ちた食材を機械に戻す様子を見ても、懲りないなあと思う。
だから日本の食品が信頼されていて、価格が高くても人気がある。例えば日本国内での話で、7月29日の土用の丑の日、中国産鰻と国産鰻のどちらが先に売り切れていたか。売り場を見れば、消費者行動、消費者心理が一目で分かるだろう。
それにしても、中国はやや、たがが緩んできた感じがする。2日も工場で爆発があり、200人を超える死傷者を出している。環境汚染もチキンも、モラルが維持できない国の産業は、いずれ衰退する。カネと労力がいるモラルの維持を後回しにして、経済成長維持を優先したら、製品の安全に関する問題が起こった場合、歯止めが無くて、自らの手で収束させることができず、取引の打ち切りにまで発展してしまうからだ。
食品だけでなく、工業製品でも中国製品の伸びが見られるが、企業が好調な業績を支えているのではなくて、官製の経済成長であるが故に、中国企業の土台が盤石だとはとても思えない。
安倍政権も盤石だとは思えないが。議会構成だけは与党は盤石だが、集団的自衛権や経済成長戦略のアイデアが出ない状況で、支持率が徐々に下がっている。それでも40%を越えていて安定している方だが、10月に福島県知事選、11月に沖縄県知事選があり、原発と米軍基地移設・安保が争点になって、負けることがあれば、政権の立て直しが必要で、解散・総選挙もあり得る。
ウクライナ情勢、ガザ地区の戦闘、中東情勢、韓国の事故の影響、などなど。全世界的に、バタバタしているように思うのは、偶然だろうか。
(仲)