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2013年11月 9日 (土)

中国爆発事件続く      ~ゆうてもええかな~

 9日北京で、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議が開幕した。主に経済政策を話し合う会議だが、直近の爆発事件を受けて、厳戒態勢が敷かれているという。
 天安門前での車炎上事件、山西省での連続爆発事件と、死傷者を出す事件が続き、容疑者を拘束したと発表しているものの、沈静化のための情報発信の色合いが強く、中国政府が犯行グループを解明できている状況にはない。
 習金平体制に移行して約1年。中国国内の状況は依然厳しい。経済成長の鈍化傾向は明らかで、政府がてこ入れしても上向く気配はない。安い人件費で安価な製品を提供する『世界の工場』として成長した経済は、かつての台湾、韓国がそうであったように、人件費上昇によって競争力が低下した。輸出が停滞すると、工場の稼働が落ち、その分、作業員の仕事が減る。収入が減って生活が苦しくなり、国内消費も落ちると、景気は悪化する。
 共産党政権が下支えを図っても、経済拡大の代償である生活環境の悪化は止められない。生活環境とは、労働条件と、大気や水質の汚染などによる健康被害があって、政府がその対応に追われて国民の不満を解消する方向に転換するか、武力で抑え込むかの分かれ目に来ていると思う。もう一つは版図拡大。軍部による海洋進出で影響力強化を狙ったが周辺諸国の抵抗大きく、国内のウイグルなどの自治区の取り込み強化で西方への影響力拡大を狙う意図も見えるが、これも国際社会の目が厳しい。
 拡大成長路線による、生活環境、軍部圧政、民族問題。このどれもが、直近の爆発事件の引き金になり得るから、同種の事件が続くことを政府は怖れている。まだ、事件の全容は見えていない。

                      (仲)

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