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2013年10月12日 (土)

水銀に関する水俣条約      ~ゆうてもええかな~

 10日、国連環境計画の外交会議で、水銀規制のための水俣条約が採択された。50カ国以上締結後に発効する。早くて2016年になる。
 この条約の採択には日本は深く関わっていて、水俣条約という名称も、日本の発案である。水銀の毒性は広く知られているし、各国やEUでの規制はすでになされている。それでも、完全に使用禁止にするまでには、まだ遠い。
 身近にある物では、体温計は減りつつあるが、病院で使用する血圧計は多く見る。蛍光灯にも含有量は減っているが使われている。水銀電池に水銀灯は、言わずもがな。
 水俣条約では、水俣病など水銀による健康被害を防ぐ目的で、採掘した水銀の禁輸、輸出規制、除外用途(医療用などが該当する模様)以外の製造禁止、などが盛り込まれている。
 水銀は産業、鉱業での用途も広く、日本では水俣病をきっかけに規制が強化されているものの、途上国の需要は多い。金属であって、液体であって、蒸発する性質を持つことから、金鉱石の製錬などに使われる。一方、蒸発した水銀を吸ったための健康被害も多い。代替の製法、代替の製品に転換する資金がない途上国が条約に参加するかどうかがカギとなる。
 日本は問題ないかというと、有害物質全般そうだが、使わないと決めた水銀の処理が課題となる。廃棄物処理プラントが少なくて、処理量が限られるのだ。集めた水銀は、現在はリサイクルや、精製水銀として輸出している。使用禁止、輸出制限になると、処分できないゴミとして保管せざるを得ない。
 使わないと決めるのは、大きな一歩。理想論だけで全世界を動かすのは難しいから、その次が欲しい。廃棄物処理の産業化、ユニット輸出までできれば理想的だけど、そんな大きな投資をする企業、どこかにあればいいなあ。

                         (仲)

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