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2013年7月20日 (土)

中国・シャドーバンキング      ~ゆうてもええかな~

 中国人民銀行は19日、銀行が企業へ融資する金利を自由化すると発表した。今まで、預金金利と貸出金利の基準を決めていて、銀行は確実に利ざやを稼ぐことができる構図になっていた。だから中国の銀行は融資を、貸し倒れの心配がない安定した国営大手企業優先に行い、民間企業では、基準より高い金利で貸し出す金融、いわゆる『シャドーバンキング』で調達する形になっていた。今回、銀行貸出金利の自由化、下限の撤廃を決めたことで、銀行間の競争を促し、民間企業への融資を誘導したい考えだ。
 今回の発表は、モスクワでのG20財務相・中央銀行総裁会議で議題になることが分かっているから、その直前に、対策を打ったことをアピールした。前月度の中国GDPの伸び率が8%を切っていて、経済成長の鈍化が指摘されている。富裕層と貧困層との格差拡大など、中国経済が抱えるリスクがあって、その一つが『シャドーバンキング』。銀行を介さない高利の融資が、民間企業の経営を圧迫し、景気が低迷したときに倒産増加、中国経済に打撃となることを、世界各国が警戒している。
 今、中国の経済が瀬戸際にあると思っていい。世界の工場として輸出を支えていた低コスト体質が、人件費上昇に転じたため、企業のアジア南米への流出が進んでいる。企業が行き詰まり、倒産。その連鎖が始まると、中国経済、ひいては関係諸国への影響が懸念される。アベノミクスだって、中国の商売が減れば、維持できない。
 ただ。貸出金利が下がると、預金金利の基準が決まっているから、銀行の収入が減って経営が圧迫され、銀行の倒産リスクが増える。
 周辺諸国に強圧的態度で、資源確保、利益確保に動いているのは、中国国内が切迫しているから。舵取りを誤るな、安倍政権。

                       (仲)

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