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2013年7月27日 (土)

臨時国会と消費税      〜ゆうてもええかな〜

 参院選が終わり、それを待っていたようなタイミングで、日本はTPP交渉へ参加した。環太平洋地域で仲良くするのはいいが、日本が保護したい分野は他国は参入したいところで、権益を確保するにはタフな交渉術が必要だ。中国経済の先行きが怪しくなっているところだから、参加することに反対はしない。頑張って交渉してくれ。
 秋には臨時国会が召集される。内閣改造や自民党役員人事が取りざたされているが、大規模なものにはなるまい。それより、臨時国会の開会中に、消費税増税が重要な局面を迎える。
 法律では、来年4月に消費税の税率を8%に引き上げる際、景気動向を見極めることになっている。その時期が10月頃。4〜6月期のGDPなどをみた上での判断となろう。閣議決定を経て、来年度予算に盛り込まれて通常国会に入ってしまえば、止めることができない。増税反対派が抵抗するなら、9月が重要ということになる。
 TPPも消費税増税も、参院選では主な争点にならず、野党が自壊した形で、今後の政局運営は主に自民党内部の駆け引きが反映されるとみられる。どちらも自民党内に、反対派というか、支援母体に賛成と言えない議員がいるわけで、安倍降ろしの動きで揺さぶって、主導権を握ろうとする動きが出てくる。
 安倍首相は、衆参のねじれ解消したからには、憲法改正、安全保障の問題を進めたいのだが、下手に動いて安倍降ろしの口実を与えるのは避けたい。だから、当面は安全運転するしかないのだ。
 当面とは、いつまでか。2年後の自民党総裁選挙が目処。選挙に勝っても、安心できない。

                      (仲)

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2013年7月20日 (土)

中国・シャドーバンキング      ~ゆうてもええかな~

 中国人民銀行は19日、銀行が企業へ融資する金利を自由化すると発表した。今まで、預金金利と貸出金利の基準を決めていて、銀行は確実に利ざやを稼ぐことができる構図になっていた。だから中国の銀行は融資を、貸し倒れの心配がない安定した国営大手企業優先に行い、民間企業では、基準より高い金利で貸し出す金融、いわゆる『シャドーバンキング』で調達する形になっていた。今回、銀行貸出金利の自由化、下限の撤廃を決めたことで、銀行間の競争を促し、民間企業への融資を誘導したい考えだ。
 今回の発表は、モスクワでのG20財務相・中央銀行総裁会議で議題になることが分かっているから、その直前に、対策を打ったことをアピールした。前月度の中国GDPの伸び率が8%を切っていて、経済成長の鈍化が指摘されている。富裕層と貧困層との格差拡大など、中国経済が抱えるリスクがあって、その一つが『シャドーバンキング』。銀行を介さない高利の融資が、民間企業の経営を圧迫し、景気が低迷したときに倒産増加、中国経済に打撃となることを、世界各国が警戒している。
 今、中国の経済が瀬戸際にあると思っていい。世界の工場として輸出を支えていた低コスト体質が、人件費上昇に転じたため、企業のアジア南米への流出が進んでいる。企業が行き詰まり、倒産。その連鎖が始まると、中国経済、ひいては関係諸国への影響が懸念される。アベノミクスだって、中国の商売が減れば、維持できない。
 ただ。貸出金利が下がると、預金金利の基準が決まっているから、銀行の収入が減って経営が圧迫され、銀行の倒産リスクが増える。
 周辺諸国に強圧的態度で、資源確保、利益確保に動いているのは、中国国内が切迫しているから。舵取りを誤るな、安倍政権。

                       (仲)

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2013年7月13日 (土)

猛暑、熱中症      ~ゆうてもええかな~

 関東より西では、今年は平年より10日前後梅雨明けが早く、連日の猛暑となっている。13日は梅雨前線南下の影響で一時的に雨が降り、少しだけ猛暑がやわらいだところがあった。
 私自身の感覚として、梅雨明け直後の一週間くらいは、体に障るくらいの暑さが続くことが多いように思う。8月に入る前後、夕立が降る日が増えてくると、ややしのぎやすくなっているのではないか。
 30年くらい前に比べると、暑さの質が変わっていると思う。夏場、特に気温が上がる場所は、風が入りにくい盆地か、主に日本海側でフェーン現象が起こる地域だったが、最近では関東平野や濃尾平野の北寄り、都会のヒートアイランドを通った南風が吹く先の地域で、特に気温が上がる傾向にある。
 ニュースでは連日、熱中症で病院に搬送された人数を報じている。30年前は、熱中症という症状が世間に周知されていなかったように思うので、当時と比べることは難しいと思うが、これも感覚で申し訳ないが、体調を崩す人が増えた気がする。
 熱中症は、高温下、あるいは高温多湿状態で、人間の体温を下げる機能が上手く働かない状態でかかりやすい。平均気温が高くなっていれば、熱中症にかかる確率が上がる。また、体温調節の問題だから、体が暑さに慣れていないと、熱中症になりやすい。梅雨明けの今週、熱中症にかかった人が多かったのもそのため。冷房が効いた場所に居る機会が多い人ほど、気温の急激な上昇について行けなくなるケースが多いと聞く。
 まだ、夏になったばかり。今年の暑さは厳しいとの予報が出ている。水分塩分の補給と休息。無理せず、暑さを乗り切りたいものだ。

                       (仲)

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2013年7月 6日 (土)

参院選の後は      ~ゆうてもええかな~

 参議院選挙が公示されたばかりだが、焦点がぼやけていて、考えがまとまらない。だから、あえて、その次を考えたい。我ながらへそ曲がりだと思う。
 この参院選に自民・公明が圧勝すると、衆参のねじれが解消し、安倍政権の基盤が固まる。衆議院議員の任期はあと三年半ほどあり、解散がなければ、三年後の次回参院選までの長期政権もあり得ると見られている。だが、解散は無いか。
 自民党内の権力闘争があって、安倍首相が政権運営を誤れば、党首交代、政局化の動きも出る。消費税、経済、TPP、安全保障、憲法改正、電力行政と、一つ間違えれば命取りになる案件が山積みである。
 また、衆議院には、一票の格差の問題がある。前回総選挙について高裁判決で違憲、中には選挙無効の判断が出ていて、最高裁判決を前に6月24日、定数是正・区割り変更法案が再可決を経て成立した。0増5減となるが、新しい区割りで衆院選を行うまでは、違憲状態が続く。この動きを、最高裁がどう汲んで、どのような判決を下すのか。対策済みとして現状を容認するか、違憲状態を解消するよう意見をつけるか。容認した場合でも、違憲状態で成立した安倍政権の正当性を巡って政局化、いわゆる安倍降ろしの契機となるなら、安倍総理の決断で早期解散、という可能性も残っている。
 経済牽引を背景にして、今回の参院選は議席数を伸ばす勢いの自民党だが、今夏の国内消費の伸び、中小企業の業績や雇用の状況が改善されないと、実体の景況が追いつかずに景況停滞、消費税率引き上げ判断次第で政局が流動化しかねない。私はけっこう危うい道を歩いていると思うが、まあ、この参院選は自民党が勝つかな。民主党の敗北と言ってもいいけど。

                       (仲)

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