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2013年5月18日 (土)

橋下発言      ~ゆうてもええかな~

 日本維新の会共同代表である橋下氏の発言に、様々な反応が飛び交っている。
 いわゆる慰安婦関連の発言なのだが、橋下氏は主張を繰り返し、日本維新の会幹部は擁護、所属国会議員は対応が割れ、他党はほぼ否定的。諸外国の反応で、注目すべきはアメリカの反応だろう。従来、アメリカは中立的立場で、当事国同士で解決する問題として扱っていた。しかし今回は非難する声明を出している。日本だけではなく諸外国でもあったという主旨の橋下氏発言を捨て置けなかったのか、米韓連携強化へシフトしつつあるのか、いずれにせよ広い範囲での論争になっていて、収束地点が見えない。
 いわゆる慰安婦を扱う話だから敏感に反応しているが、そもそもは1995年の村山談話に対する見解を述べたところから始まっていて、これは第二次安倍内閣で新たな談話を出そうとしていたのに直近の安倍総理はトーンダウンした物言いになっているため、自民党幹部など政治家の発言が注目されているから、橋下氏は持論を展開したのだろう。
 村山談話そのものに対する検証は、私の手に負えない。種々の主義主張を読んで考えてみても、自分なりの考えが絞れない。歴史的事実と生存者の証言、それ以上に政治的思惑の駆け引きがあって、整理するには能力が足りない。
 ただ、村山談話についての論議が出てくるのは、先の戦争と自衛隊を切り分けて合憲化、憲法改正へとつなぐ意図があるからではないか、と思っている。そう考えると、橋下氏の一連の発言は、結果的に憲法改正を軸にした勢力分布を鮮明にすることになるのでは、というのはうがちすぎだろうか。
 少なくとも橋下氏は、政治的意図を持って発言している。うっかり本音をこぼした失言ではないことは明らかだし、政治家の皆さんには真摯な論戦を期待する。参院選当選に向けて、なんて打算はしなさんな。

                       (仲)

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