« キプロスとアベノミクス      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 中国の鳥インフルエンザ      ~ゆうてもええかな~ »

2013年3月30日 (土)

一票の格差、選挙無効      ~ゆうてもええかな~

 この欄で前々回、衆議院での一票の格差に関する訴訟について、簡単に触れた。最高裁で選挙無効に言及する可能性があると思っていたから、今週の高裁での選挙無効判決2例に、驚きはなかった。最高裁がどう判断するかに注目している。
 国会では、衆議院の定数見直しにようやく本腰を入れて、0増5減の定数是正を進める一方、衆院選挙区確定審議会で、最高裁が憲法違反とする基準の格差2倍以内に抑える区割り変更案を首相に勧告した。
 有権者の一票の価値は、平等でなければならない。それは当然で、選挙無効の判決も理解できる。それを受けた国会での議論が、のたりくたりとした進み具合で、らちがあかない。国会議員自身が損得勘定で動くから、抜本的な改革はできないだろうと思っている。小手先で2倍以内に納めてやり過ごそうとする魂胆が見える。
 一票の価値は平等であるべきだ。ただ、人口比率で割り振ると、都市部の議員数が多く、過疎に悩む地域は議員数が減ることになる。この地域間格差を無視して一票の格差だけを是正することがいいのか、疑問が残る。少数である地方の声が国政に反映しづらくなるようでは、違う形の不平等が進むだけだ。
 選挙区の定数や区割り変更だけでなく、比例区の定数も含めて議論するべきではないか。復活当選のための受け皿に踏み込んで、選挙区の定数削減を最小限に抑えつつ全議員定数を削減する方策があってもいい。
 それが嫌なら、地方分権。国の財源を移譲して過疎地域をフォローすれば、地域格差は抑えられるのではないか。利益誘導型の国会議員は抵抗するだろうけど。

                       (仲)

                        戻る

« キプロスとアベノミクス      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 中国の鳥インフルエンザ      ~ゆうてもええかな~ »