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2012年12月29日 (土)

安倍政権で原発はどうなる      ~ゆうてもええかな~

 私たちは、時代の転換点を見ているのかもしれない。
 26日の特別国会で、自民党の安倍総裁が首班指名を受け、新内閣が発足した。組閣を終えた安倍総理は、28日に北朝鮮による拉致被害者家族会の人たちと会い、29日は福島第一原発と周辺地域を視察した。重点課題として取り組む姿勢を示した形だ。被害に遭っている人がいて、民主党政権で収束させることができなかった問題。姿勢や良し。進展させることができるか。
 福島第一原発の廃炉を加速させる一方、現存する原発の廃止に関して、安倍総理は民主党政権の政策を継承せず、10年間でベストミックスを検討すると表明した。長期の原発稼働停止による電力供給の不安定化を懸念する産業界に配慮した、ということだろう。エネルギー政策の最適化、即ち、原子力に替わるエネルギーがあれば良し、無ければ原発継続やむなしとの意向が見て取れる。
 10年で代替エネルギー産業が育つだろうか。民間主導を考えているなら、難しい。太陽光発電も風力発電も、原発一基分の発電量をまかなおうとすると、企業レベルで発電所を設置できるスケールではなく、政府が旗振りが必要だ。
 電力は貯められないから、地産地消が理想的。市町村、大都市は区分けをするくらいの範囲で、その地域ごとに、太陽光その他の電力供給と、既存の水力火力の電力を併用してはどうか。地域ごとに事情が異なるのだから、それに対応する規模で考えるモデルに切り替えることはできないか。
 原子炉の耐用年数と、原子力規制委員会が敦賀・青森東通原発で活断層有りと判断したことなどを考えて、万一のリスクを回避して欲しい。今年、大飯原発を再稼働させたときのような政治判断は勘弁願いたいが、安倍政権の対応や、如何に。

                         (仲)

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2012年12月22日 (土)

特別国会26日召集      ~ゆうてもええかな~

 これを書いている22日時点では、まだ召集予定なのだが、変更になることはないだろう。26日召集予定の特別国会で、自民党の安倍総裁が首相に選ばれる。
 念のため、お断りを。臨時国会と言ってはいけない法的根拠はなさそうだが、国会法で衆議院解散・総選挙後に召集する国会を『特別会』としていて、マスコミも慣習的に『特別国会』と呼んでいるので、そちらに倣う。
 今月の総選挙で、自公がここまで議席を取るとは思わなかった。自公に有利な風が吹いていたとは思えない。民主が逆風であっけなく沈んだから、自民が浮き上がっただけ。もしくは、3年前の総選挙で自民をいったん下野させた有権者が自民に戻ってきただけ。小選挙区制の特徴が、良くも悪くも出た形だ。
 首相を辞任して、再び首相になるのも異例。ちなみに、平成19年9月に安倍首相が辞任した後、今回の就任までの間に、福田・麻生・鳩山・菅・野田各氏が就任期間それぞれ1年前後で交代していて、麻生・野田両氏は解散・総選挙で政権を失っている。何ともめまぐるしいではないか。
 特別国会で首相になるであろう安倍総裁には、参議院が悩みのタネとなるか。第一党は民主党。来年度予算を通したら、夏には参議院選がある。半年で民主党が復活するとは考えにくいが、いわゆる第三極の政党がきっちり準備できてくれば、脅威になるかもしれない。
 経済と大震災被災地の立て直しを期待したい。特別国会、組閣、年明けの通常国会の運営に注目しよう。

                         (仲)

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2012年12月15日 (土)

北朝鮮への制裁はどうなる      ~ゆうてもええかな~

 今月12日、北朝鮮が人工衛星と称する何らかの物体を打ち上げた。報道で事実上のミサイル発射と言っているのは、北朝鮮の狙いが、人工衛星を含む宇宙開発ではなく、爆弾や核弾頭をのせて飛ばす技術開発にあることが明白だからだ。
 米国を始めとした各国が衝撃を受けた。打ち上げが北朝鮮の思惑通りの結果で、計算上1万km以上の航続距離になるため、アメリカ西海岸まで届いてしまうことになる。それに、発射の兆候を監視していたにも関わらず、事前に発射を予見できなかった。米韓に気付かれないようにミサイルを撃てるようになったとしたら、監視・迎撃態勢を見直す必要に迫られる。それに加えて、今回も発射を止められなかった。過去、北朝鮮がミサイル関連の発射予告をして、失敗はあったが、発射自体を断念したことはない。
 次は核実験を強行する怖れがあるし、北朝鮮の軍事力増大の懸念のみならず、関係のある国、例えばイランなどへ技術を輸出することも脅威だ。
 軍事的脅威が高まったとして、安保理でより強い制裁を加えようと話をしているが、中国は反対している。北朝鮮の軍備が中国の脅威になることはあり得ない。中国は圧力に対して、食料などのライフライン停止といった報復ができる。むしろ、中国にとっては、他国の制裁強化で北朝鮮が弱体化することの方が脅威だ。難民や亡命者の受け入れはしたくないし、北朝鮮が国を維持できなくなれば、韓国と、そしてその背後にいる米軍と、陸の国境で対峙しなければならない。だから、北朝鮮が崩壊してもらっては困るのだ。
 日本はどうする、といっても、今日は総選挙の前日で、どの党が政権を取るか決まっていない。有権者が選ばなきゃいけないんだよなあ。今回の総選挙は、争点が多すぎて、悩ましい。一票、どう使おうか、思案のしどころである。

                         (仲)

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2012年12月 8日 (土)

爆弾低気圧      ~ゆうてもええかな~

 このごろ日本に流行るもの。インフルエンザにノロウィルス。新党結成、第三極。大きな地震に驚いて、風と寒さに凍えけり。
 今年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれた『爆弾低気圧』。対象は今年四月に発生した低気圧を称したものだが、12月に入ったこの週末も台風並みに発達した低気圧が猛威をふるっている。
 初冬と春先に、短時間で急速に発達する温帯低気圧を『爆弾低気圧』と呼んでいる。複数の定義があって、気象庁の用語ではないから、NHKでは使わない。冷たく乾燥した空気と、暖かく湿った空気がぶつかるところで、低気圧が発達し、中心気圧が下がる。12時間とか、24時間で中心気圧の下がり方が大きい低気圧を、急速に発達した低気圧(俗称・爆弾低気圧)と言うようだ。
 普段の低気圧と区別して呼んでいるのは、被害が大きくなる傾向にあるからだ。大陸の低気圧が日本海に進んで、一日と経たないうちに発達して、暴風、大雨または大雪を伴って日本に接近、通過するから、対応が間に合わず、広い範囲で被害が拡大してしまう。
 真冬になれば、寒気団が優勢になって、低気圧の周囲の温度差が小さくなるから、急速に発達することは稀だが、時間をかけて発達することはあるから、冬の嵐にご用心。
 物騒な名称は、アメリカの気象学者の命名である。そう言えば、来週あたり、北朝鮮が物騒なものを打ち上げると言っているが。くわばらくわばら。

                        (仲)

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2012年12月 1日 (土)

総選挙、第三極の政党      ~ゆうてもええかな~

 今週も政治の話で恐縮だが、いわゆる第三極の政党にあまり触れていなかったので、ここで見ておきたい。
 日本維新の会。一大旋風を巻き起こすかに見えたが、橋下氏の顔で全国的に認知されるまでに至らなかった。そして石原氏が太陽の党(たちあがれ日本を含む)を引き連れて合流し、石原氏を代表とした時点で、無党派層を取り込む力が弱まった感じがする。橋下氏には何か変えてくれそうという期待感からの支持が大きいが、良くも悪くも石原氏が目立つため、期待度が薄まり、勢力拡大が鈍った。それは11月30日の党首討論会での、石原代表の原発に関する公約の見直し発言にも表れている。維新のオリジナルメンバーが制御できない。選挙後は自民との連携もあり得る。
 みんなの党との合流が流れたのは、渡辺代表が主導権に固執したからで、対決するつもりはない。選挙区調整はまだ続いている。
 日本未来の党。嘉田代表が突然出てきた感があるが、小沢氏が合流するためにたきつけたのである。国民の生活が第一の代表のままでは、総選挙での勝ち目は薄い。選挙の顔が欲しい小沢氏と、嘉田知事の、反原発を橋下氏に託せなくなる気配を危惧する思惑が一致した。反原発だけを考えて政党を結成するのを批判する声があるが、反原発政党があってもいいと思う。ただ、未来の党の場合は、嘉田代表の背後に、小沢氏や亀井静氏や河村氏などの顔が見えていて、結集した党が選挙後また各党に割れる可能性も含んでいる。
 総選挙でいわゆる第三極が伸びるか、票を食い合って沈むか。浮動票を集める決め手が見えず、混沌としている。2週間後、有権者の審判が下る。

                         (仲)

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