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2012年11月23日 (金)

総選挙、政党も争点も乱立      ~ゆうてもええかな~

 総選挙の公示を前に、政党や政治家の動きが慌ただしくなっている。政党が合流したり、それを野合だと批判したり。離党して別の党から公認を取り付けたり、それを当選したいがための保身と決めつけたり。私個人の考えとしては、動く人たちも批判する人たちも、やりたいようにやればいいと思う。言動に理があると思えば投票するし、理解できないなら投票しない。選挙後に大連立を組むより、投票前に判断できるだけマシだろう。
 今回の選挙戦は争点が多い。まだすべての政党の公約が出そろってないが、選ぶ側から見て、消費税、経済成長、安全保障、外交、憲法問題、原発問題、TPP、地方分権、年金などの社会保障制度……挙げていけばきりがない。争点が多いから政党も多いのかもしれない。政権与党が民意をまとめることができていれば、党を割ることも、国民に問う必要もなかったはずだ。
 例えば、TPP交渉参加の是非。消費増税を突かれたくない野田総理が争点攪乱のために持ち出した問題であって、民主党内でも意見が集約できていない。関税が低い方がいい産業界と、関税で保護されている農林水産業などが対立したまま争点とするのは、乱暴だと思う。市場での競争力を維持できる対案を示さずに国民に判断させるのは、政治家の怠慢ではないか。
 デフレ対策。野党の公約に市場が反応して、円安、株価上昇に振れるのをおかしいとは思わないか。原発。総論賛成各論反対のまま、節電を続け、かつ電気料金引き上げを容認するのか。……言い出すときりがない。有権者には一票しかないから、判断材料になるような政策論争を望む。

                        (仲)

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2012年11月17日 (土)

民主党解体解散      ~ゆうてもええかな~

 衆議院が解散され、総選挙は来月16日投票と決まった。いろんな人の思惑が錯綜してこんがらかっているので、野田首相の立場を軸に経緯を追ってみる。
 6月、消費税を増税する法案を巡って、民主・自民・公明の三党で、法案成立に向けた合意がなされた。8月、三党党首会談で、野田首相が近いうちに解散することを約束した。
 その後、問責決議や民主党内の反発、民主代表選と自民総裁選を経てすったもんだがあった。このあたりは、各々が自分に有利になるように駆け引きが続く。野田首相は、与党のトップで居続けることに腐心していたように見える。
 いわゆる第三極の動きが本格化し、民主党からの離党者が相次ぎ、単独過半数割れが現実味を帯びたあたりから、政局が動き出す。野田首相は再選されたオバマ大統領と、11月19日から始まるASEANで会うことになる。オスプレイ配備でこじれている日米関係を動かすために、TPP交渉参加を表明しよう。TPPを持ち出したら反発が大きいが、ここで三党合意の枠組みを使う。消費税を上げるかどうかは政府が景気回復状況を見て判断すると、法律に書き込んである。その基準は決めてないから、自公が三党合意を破棄して増税阻止、というカードが残されている。逆に自公が政権を取ったときは、民主がこのカードを使える。自公民三党の枠組みで運営できるなら、党内の反発勢力を切り捨てて解体してもかまわない。野田代表であればいい。
 解散カードは、国会党首討論の場で切れば、自公の圧力や不信任決議で追い込まれるより、首相主導の印象を演出できる。ASEANで留守中に民主党内クーデターの動きが見えたから、その前の16日解散で封じる。総選挙の勝敗に関わらず、自公民の枠組みで最大勢力を維持したい。
 ニュースを整理すると、こんな筋書きが見えたが、さて、選挙結果は如何に。

                          (仲)

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2012年11月10日 (土)

米国大統領選、中国指導部交代      ~ゆうてもええかな~

 今週、アメリカ大統領選が終わった。また、中国共産党の党大会が始まり、来週には新しい指導部に交代する。
 アメリカ大統領選は、接戦の末、かろうじてオバマ氏が再選。投票直前のハリケーン上陸が勝敗を分けたようだ。災害対応なら、現職が有利だろう。ただ、嵐が去ってスッキリ快晴とはいかず、『財政の崖』への対応で大騒ぎしている。
 期限付き減税が今年度末まで。そして政府債務が設定上限値を年内に越える見通しで、上限を超えたら強制的に歳出を削減する法律に従って、来年度から歳出がカットされる。だから、来年1月以降、国民の税負担が増え、政府が使う金も減り、景気が崖から落ちるように悪化しそうだと、市場は見ている。年内に対応できるか。
 中国共産党の党大会では、胡錦濤氏の後継に習金平氏選出の予定。しかし、脇を固める指導部の人事で、まだ駆け引きをやっているらしい。胡錦濤氏と、江沢民氏の勢力争いが片付かない様子。習氏は江氏寄り。胡氏が交代後も影響力を発揮するための人事を、江氏が蹴った。江沢民元国家主席の政治力、健在なり。庶民は放ったらかしで、アメリカの選挙の直後だから、違いが際立つ。
 日本のトップはどうなんだろうねえ。3年前の政権交代のときは期待したんだけど。年内解散か、TPP絡みで離党者が出れば、内閣不信任で総辞職もあり得る。なんだか、なあ。

                         (仲)

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2012年11月 2日 (金)

製造業苦境続く      ~ゆうてもええかな~

 今週、9月中間決算公表に合わせて、3月期までの通期の業績予想の修正発表が続いている。
 大きなニュースになったのが、パナソニックとシャープの大幅赤字見込みへの下方修正。どちらも昨年巨額の赤字に沈み、今年は回復を目指していたが、叶わなかった。
 家電メーカーの苦戦は、今年度の国内消費回復は望めないため、海外需要回復を織り込んだところ、実際は欧州の通貨危機や中国の景気回復の遅れで伸びなかったことにある。市場が伸びないところでのシェアの奪い合いになり、巻き返せずに沈んだ。日本の強みは、機能と安全性、即ち付加価値にあるのだが、低価格を求める市場ニーズとのズレを埋められなかった。さらに、薄型テレビや太陽光発電パネルなどの価格低下を受けた事業再編成の特別損失を計上して、通気赤字額が膨らんだ。
 化学メーカー大手も、欧州危機と中国需要鈍化で、通期業績を下方修正している。
 スマートフォン・タブレット端末向けのソフト関係は伸びているが、製造業を見た場合、苦境からの脱却には時間がかかるようだ。下支えする分野が見当たらないところがつらい。ウィンドウズ8が発売になっても、ハードが動きそうもないところにも苦境が表れている。
 尖閣諸島問題の影響は、9月期はまだ大きくない。3月通期には確実に悪影響が出る、それもあっての通期予想修正。国内の景気が良くなればいいんだけど、ねえ。

                        (仲)

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