« 臨時国会いつ開く      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 改めて、混ぜるな危険      ~ゆうてもええかな~ »

2012年10月13日 (土)

iPS細胞って?      ~ゆうてもええかな~

 今年もノーベル賞受賞者の発表があり、山中教授が医学生理学賞を受賞した。以前から受賞は確実と言われていて、いつ受賞するかが注目されていた。自然科学系の賞は成果が認められるまで時間がかかることが多く、論文発表後30年以上経って受賞することもある。山中教授の場合、論文発表から6年での受賞で、異例の速さと言っていい。それだけ、大きな成果が期待できる研究であると認められたかたちだ。
 肝心の研究、iPS細胞という名前はここ数年耳にするが、どういうものなのか調べてみても、難しすぎてよく分からない。粗い理解だが、どうやら臓器や筋肉など、人体のあらゆる組織になり得る細胞だそうな。
 一つの細胞から、心臓や肝臓、神経などに生長する。自然界でそんな細胞が一種だけある。受精卵である。一つの受精卵が細胞分裂を繰り返し、人体のすべての組織を形成する。いったん形成された組織は、もう他の組織にならない。iPS細胞は、すでに形成された組織の細胞に特定の遺伝子を組み込んで、受精卵のようにあらゆる組織になり得る状態にした細胞だ。
 例えば、iPS細胞を上手く誘導して、心臓に育てられたら。移植しか治療法がない病気の人に、他人からの提供以外に移植する心臓を用意できたら。内臓、眼、筋肉、骨髄、神経、筋肉、様々な難病に対処できたら。患者や医療関係者の夢が現実になる一歩だと考えたら、私でもすごさが分かる。
 がん化の問題や、理論上は雌雄に関わらず精子も卵子も作れるため、倫理面の課題もあるが、難病患者には朗報。人間への臨床応用実現が待ち遠しい。

                        (仲)

                         戻る

« 臨時国会いつ開く      ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 改めて、混ぜるな危険      ~ゆうてもええかな~ »