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2012年10月27日 (土)

石原新党の勝負手      ~ゆうてもええかな~

 25日、石原都知事が辞職し、新党を結成して次期総選挙に出馬すると表明した。都知事を14年、4期目半ばでの辞職である。国政に戻るタイミングはここと判断したのだろう。29日召集の臨時国会は、解散含みの攻防戦になる。第三極勢力として名乗りを上げ、与野党に波紋が運が広がった。
 石原氏80歳、総理大臣の椅子を狙って、次の総選挙で勝負するのだろう。民主党は、延命を図る野田・輿石コンビと、野田体制で選挙になると落選しかねないと焦る議員との駆け引きで忙しい。自民党は、安倍総裁の印象が強いあいだに総選挙に持ち込みたいが、第三勢力の動きが激しい印象の方が強くなりつつあるから、そちらの準備が整う前に解散に持ち込むのに忙しい。
 そこへ石原新党結成の一手。民主党からも同調者が出る可能性がある。内閣不信任案決議の際に賛成に回り、新党に合流すれば、民主党政権を批判しやすい。選挙運動にも有利と見るようだ。
 その他の政党からも議員を吸収するが、これだけでは弱い。石原氏は政界に敵が多く、第三勢力の結集というところまでは難しい。そこで連携を模索しているのが、橋下大阪市長率いる日本維新の会。橋下代表自身は、次の総選挙には出ない。大阪府知事職を任期満了待たずに市長選に出たから、市長は最低一期務めなければ、有権者が離れかねない。石原氏は、維新の会と連携するか、または引退後の後継者は橋下市長、と印象づけられれば、橋下市長の知名度を利用できる。
 総理の座への短期決戦、石原新党の次の手は、如何に。

                        (仲)

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2012年10月20日 (土)

改めて、混ぜるな危険      ~ゆうてもええかな~

 民主自民公明三党の党首会談決裂、尖閣諸島問題も気になるが、今日は、昨夜東京の地下鉄で起きた、アルミ缶破裂の事故を取り上げる。
 今回の事故は、油汚れ用の洗剤を、アルミ缶に小分けして持ち帰るときに起こった。洗剤の水酸化ナトリウムが、缶のアルミニウムと反応して、水素ガスが発生したことが原因のようだ。
 当欄では、時間が経ったページへのアクセスはなくなるのだが、数少ない例外がある。その一つが、08年4月の『混ぜるな危険』で、4年経ってもまだアクセスがある。数ヶ月に一回のペースだけど。だからここで改めて、洗剤で発生する危険を書いておく。
 油汚れやパイプ詰まり、ぬめり落としの洗剤には、水酸化ナトリウムが含まれている物がある。油脂、酸化した油、髪の毛などのタンパク質を分解するのに有効。ただし、アルミなどの金属に触れると、反応して水素ガスが発生する。密閉容器なら、内圧で破裂するだろう。スチール缶も危ない。このタイプの洗剤の保管や持ち運びは、通常プラスチック容器に入れる。それから、素手で扱うのも厳禁。タンパク質である皮膚も溶け、やけどを起こす。眼に入ると失明の危険がある。15分以上流水で洗って、医者に行くこと。
 カビ取り剤など、塩素系と表示されていれば、酸性の洗剤と混ぜてはいけない。反応して、塩化水素ガスが発生する。眼が痛み、気管に強い刺激がある。塩化水素ガスを水に溶かした物が塩酸だから、涙や唾液にも溶けやすい。刺激を感じたら、水でよく洗って、医者に行くこと。
 現状市販の洗剤なら、これを押さえておけばいいだろう。容器に成分が書いてあるので見て欲しい。追加事例があれば、また取り上げることにする。

                          (仲)

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2012年10月13日 (土)

iPS細胞って?      ~ゆうてもええかな~

 今年もノーベル賞受賞者の発表があり、山中教授が医学生理学賞を受賞した。以前から受賞は確実と言われていて、いつ受賞するかが注目されていた。自然科学系の賞は成果が認められるまで時間がかかることが多く、論文発表後30年以上経って受賞することもある。山中教授の場合、論文発表から6年での受賞で、異例の速さと言っていい。それだけ、大きな成果が期待できる研究であると認められたかたちだ。
 肝心の研究、iPS細胞という名前はここ数年耳にするが、どういうものなのか調べてみても、難しすぎてよく分からない。粗い理解だが、どうやら臓器や筋肉など、人体のあらゆる組織になり得る細胞だそうな。
 一つの細胞から、心臓や肝臓、神経などに生長する。自然界でそんな細胞が一種だけある。受精卵である。一つの受精卵が細胞分裂を繰り返し、人体のすべての組織を形成する。いったん形成された組織は、もう他の組織にならない。iPS細胞は、すでに形成された組織の細胞に特定の遺伝子を組み込んで、受精卵のようにあらゆる組織になり得る状態にした細胞だ。
 例えば、iPS細胞を上手く誘導して、心臓に育てられたら。移植しか治療法がない病気の人に、他人からの提供以外に移植する心臓を用意できたら。内臓、眼、筋肉、骨髄、神経、筋肉、様々な難病に対処できたら。患者や医療関係者の夢が現実になる一歩だと考えたら、私でもすごさが分かる。
 がん化の問題や、理論上は雌雄に関わらず精子も卵子も作れるため、倫理面の課題もあるが、難病患者には朗報。人間への臨床応用実現が待ち遠しい。

                        (仲)

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2012年10月 6日 (土)

臨時国会いつ開く      ~ゆうてもええかな~

 今さら、民主党政権に期待することもないけど、必要なことは片付けて欲しいものだ。
 先週、野田総理は民主党役員人事に着手、続いて内閣改造を行い、今月1日、第三次改造内閣が発足した。余談だが、『だいさんじ』と打って変換すると『大惨事』と出た。大惨事改造内閣。うーん。なぜか、笑い飛ばせない。
 民主党代表に再任されたタイミングだから、人事を見直すのはいいのだが、内容が伴わないから、印象が薄い。
 党幹事長に輿石氏留任。幹事長代行に安住前財務相、国会対策委員長に山井前則国対副委員長、政策調査会長に細野前環境相兼原発事故担当相を充てた。幹事長留任は党内の分裂回避、2閣僚を党執行部に入れたのは選挙対策だろう。閣内の仕事より、遊説など党の顔として使うつもりにみえる。
 今、野田総理の頭は、情勢分析でフル回転しているだろう。臨時国会を開くと、内閣不信任案が出ることは避けられない。その場合、否決できるかどうかの票読みを最優先で考えていると思われる。現状の衆議院はまだ単独過半数だが、いざ採決となった場合の造反者が何人になるか。自民公明両党と改めて協議して、法案通過後の話し合い解散に持ち込めるか。内閣不信任案が可決された場合、解散か、総辞職して次の顔を据えて首班指名に臨むか。選択に迷って、3党党首会談も臨時国会召集もできずにいる。先の国会で、特例公債法案が通らないと財源枯渇、予算執行停止の怖れありと騒いだにも関わらず、だ。
 外交、経済、復興、原発。積み残した課題に見向きもせず、思案投げ首。結局決められない政権なんだと思われますぞ。総理。

                          (仲)

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