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2012年8月18日 (土)

隣国との摩擦・北方領土の場合      ~ゆうてもええかな~

 今週は3本立て。ここではロシアの思惑について。
 先月、ロシアのメドベージェフ首相が北方領土の国後島に上陸し、一寸たりとも領土は渡さないと息巻いて強硬姿勢を示した。たぶん、国後島行きはプーチン大統領も了解してのこと。あるいは、指示してのことか。
 野田首相とプーチン大統領は首脳会談で、領土問題に関する交渉を再活性化させることで一致していたが、その後、消費税増税法案でいっぱいいっぱいの野田政権は、具体的な進展をさせられずにいる。
 プーチン大統領との合意とメドベージェフ首相の行動は、矛盾していない。ロシアは国後・択捉島を手放す気がない。返還交渉を考えてもいいのは歯舞諸島と色丹島だだけということだろう。でもそれでは、日本国民は納得できない。
 ロシアは極東開発に乗り出している。有力な取引先が中国を中心とする東~東南アジアにあるため、西側から航路では遠い。北極海航路やシベリア鉄道高速化整備も進んでいるが、原油・天然ガスなどは極東で掘って出せれば早い。航路確保と海底資源確保の両方の意味で、極東、樺太と千島を開発したいと考えている。それも、開発は他国企業と組んでやらせて、メドが立ったら利益は自国に。日本企業も『サハリン2』を法規制違反で追い出された。6年前の話である。
 ロシアは、北方領土を返さないために、日本が領土問題でどう対応するか、竹島や尖閣諸島をどう守るのか、外交手腕はどの程度か、そういった日本の動きを注目している。領土交渉は二国間の駆け引きのみで語れない。ご用心、ご用心。

                        (仲)

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