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2012年3月24日 (土)

原発再稼働論議     ~ゆうてもええかな~

 定期点検後の原発を再稼働について、様々な意見が出されている。稼働させるか否か、リスク面から考えてみる。未だ政府のエネルギー政策の見直しが進んでいないので、現在の政府政策を前提とする。
 まず、稼働させない場合のリスク。一つは、電力供給不足による停電、あるいは停電を回避するための節電。夏場の節電・停電で、企業活動が制限される。特に首都圏では記憶に新しいだろう。もう一つは、電気料金。発電時の運転コストだけ考えれば、火力発電の方が割高で、しかも中東情勢次第で、燃料価格が変動する。その他に、法人税と燃料税の税収減があるか。
 次に、再稼働した場合のリスク。平常運転時は予測可能だろうが、問題は、緊急時のリスクである。地震の揺れと津波への対処は見直したようだが、先の事故のように冷却水の循環が止まったときのための予備電源を整備した、というくらいしか伝わらず、冷却水が漏れる事態の想定の有無、放射性物質漏出の予防についての説明が出てこない、反対意見の大半は、放射能漏れの不安から。現実を見たからなおさらで、事故周辺地域の住民が被った不利益は、あまりにも大きい。
 続いて、稼働の有無にかかわらないリスク。テロの標的となるリスクは跳ね上がったと思った方がいい。火薬でも、下手すれば核爆弾と同様の事態になりうることが分かってしまった。
 もう一つ。放射性廃棄物処理の問題がある。使用済み核燃料は、青森県六ヶ所村の施設で処理する予定だが、たびたびの事故で稼働が遅れ、当面は各原発で保管せざるを得ない。地元自治体は、発電所に加えて中間保管施設を抱えているようなものだ。
 さて、再稼働は是か非か。政府がエネルギー政策の方針を決めずに地元に説明、というのは、無理があると思いますけどねえ。

             (仲)

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