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2012年3月17日 (土)

経済成長の見込みは     ~ゆうてもええかな~

 彼岸に入ってようやく、九州と四国から春一番の便りが届いた。季節が移る足音が聞こえるようだが、春一番が毎年吹くとは限らない。
 気象庁の基準では、地域によって若干異なるようだが、『立春から春分の日までの間に』『日本海の低気圧に向かって吹く』『10分間の平均風速が秒速8m以上の南寄りの風』を始めて観測し、かつ『前日より気温が上がった』日に、春一番と発表する。基準を満足しないと、その年は春一番の観測がなかったことになる。例えば、昨年は関東で春一番を観測したが、南九州では観測されていない。気圧配置や低気圧の勢力など、条件次第で国内でもばらつきが出る。
 さて。世間は春闘の季節。今週、大手製造業の回答が出てきたが、こちらは不景気風が吹き荒れている。特に大幅赤字決算見込みの電機業界は、定期昇給凍結で交渉継続するケースもあって、一時金は前年割れが続出。これから回答が出る業界にも影響が及ぶのではないかと懸念されている。
 さらなる不安要素は、原油高。イラン情勢によっては、価格上昇から供給不安まで考えられる。それでなくてもこの冬は、低温状態が続き、燃料需要が例年以上に膨らんだ。生産原価に輸送コスト、両面で経済力を削られるから、厳しい。そこへ東電は企業向け電気料金値上げを打ち出している。夏場の電力供給が厳しくなれば、製造業には大打撃。稼働をどの程度確保できるか、現時点では読めない。
 不況風の吹き方は、業界や地域によって様々。移動型情報端末のように好調な業界もある。再生エネルギーや新規エネルギー開発の伸張も期待したい。追い風の分野を掴まえて伸ばす、それを企業は生き残りを賭けてやっている。ただ、数年で輸出にも国内消費にも寄与できなければ、震災復興需要だけで国内総生産の成長を支えるのは苦しいだろう。
 消費税増税の条件に経済成長を盛り込む云々の話をちまちまこねくり回している政治家を、いつ誰がどうやって判断するんだろう、と思って見ている。春一番が吹かなくても春は来るが、不景気風を静めて2年後に日本経済は成長するとは限らない。増税と景気対策、議論の順番が逆だと思うのは、私だけ?

                (仲)

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