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2011年9月10日 (土)

野田内閣の既視感     ~ゆうてもええかな~

 ようやく菅総理が辞任した。粘りに粘ったわりに、成し遂げた実績など記憶に残っていない。せめて四国お遍路は結願まで巡っていただきたい。
 で、代表選を制して、野田総理が誕生した。代表選も、菅ダメージからの再起というより、多数派工作が見えて、結局日本をどう立て直すのか、ビジョンはさっぱり分からないままだったが、首相に選出されて、内閣、党三役の面々を見ても、具体的にどんな政治をするのか、やっぱり分からない。
 就任早々、大震災の爪痕癒えぬまま台風12号による甚大な被害に見舞われ、政権の先行きを暗示しているのでなければ良いなと思うが、どうも内閣発足後の閣僚の発言を聞くと、どうも危うい。
 自ら、自分は素人と言ってのける防衛相。中国は船を尖閣諸島付近に出して、ロシアは軍用機で日本をぐるりと一周し、新政権になって自衛隊がどう動くのが、探りに来ている。尖閣諸島、竹島、北方領土、それぞれ野心を隠さず押してくる隣国からの防衛に、素人大臣が指揮する自衛隊が機能するのか。
 経産相の発言も、看過できない。福島を視察して、死のまちのようだ、と言い、記者団に対して着ていた防護服で持って、放射能をつけちゃうぞ、と言ったとか言わないとか。たぶん言ったんだろう。大臣として、考えがなさすぎる。
 勝手にたばこ増税発言もあったが、そもそもの問題は、実務重視の組閣ではなく、党内融和優先の人事だということだろう。そしてその考え方、手法は、自民党政権時代の派閥政治によく似ている。
 ここでもし、自民党政権時代の政治を踏襲するとすれば、野田総理が次に重要視するのは、参議院での与野党逆転状態の修正であり、おそらく可能性が高いのが、公明党との連立の模索である。自民党と大連立を組むメリットはない。衆議院解散要求を前面に出して、震災復興以外の製作に協力しないのは目に見えている。ドジョウ宰相、表に出ないが、民主党代表選をすり抜けた強かさがある。
 永田町政治へ傾きつつあるのは、気のせいか。いの一番の課題は、国会運営ではない。大震災からの復旧、復興、そのための第三次補正予算編成である。その審議、いつやる気なのか?

                   (仲)

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