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2010年9月 5日 (日)

検察審査会・裁判員裁判    ~ゆうてもええかな~

 暑い。まったくもって、暑い。9月に入っても、最高気温が35℃だなんだと聞こえてくる。暑さもこう続くと、頭が働かない。だから、頭を冷やして、簡単に整理しようと思う。ここのところ話題の、法曹関連の2件について。
 検察審査会。昭和23年にこの制度ができた。事件を検察が捜査して、被疑者を検察が起訴しなかった場合、それが不当だとの申し立てがあったときに、地方裁判所で開かれる。審査を申し立てるのは、事件の被害者、告発者、裁判所指定の弁護士。メンバーは11人、これ、有権者の中からくじで選ばれ、招集される。審査会では、検察が不起訴とした事案について、証拠を見直して討議して、3通りの結論を出す。不起訴が妥当だね、という『不起訴相当』。もっと詳しく捜査しなさいという『不起訴不当』。裁判にするべきだ、という『起訴相当』。『不起訴不当』『起訴相当』の結論が出た場合、検察は再検討して、起訴か不起訴かを決める。
 ポイントは、昨年の法改正で、再検討後に検察が不起訴とした場合、もう一度検察審査会で協議し、11人のうち8人が起訴すべきという結論『起訴議決』になった場合、検察は起訴の手続きに入るよう改訂された。強制起訴である。民主党の小沢前幹事長は、今、収支報告書虚偽記入事件について再度検察審査会で協議中である。起訴議決との結論になれば、必ず起訴され、被告人になる。
 裁判員裁判。そろそろ定着した感があるが、今話題になっているのは、被告が芸能人・押尾学であること。これは初めてのケースで、裁判員が、被告が芸能人であること、マスコミで過剰な情報を得ていることから、先入観無しで判決を出せるか、イメージで量刑が重くならないか、という心配がある。
 検察審査会による起訴議決も、裁判員裁判も、起訴の段階、一審の段階で、法曹界の玄人の判断、いわゆる判決相場といったものに対して、一般の人の感覚を取り入れるべきではないか、という考え方で法整備が進められてきた。素人と侮るなかれ、選挙で政治に参加する有権者なのである。当事者も、出た結論が一般国民の見方であるととらえて欲しい。

                    (仲)

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