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2010年8月28日 (土)

民主党代表候補の腹は    ~ゆうてもええかな~

 暑い。頭がぼーっとするくらい、暑い。今日、たまたまバスに乗ったら、途中でバス停を一つ飛ばし少し先で止まった。運転手がうっかり停留所の場所を忘れたようだ。
 暑い上に熱いのが、民主党代表選挙。小沢前幹事長が出馬表明をした。記者に囲まれての表明の場面、声は小さいが、頭は熱くなっていたのではないか。
 民主党代表選はポイント制で、国会議員413人は一人2ポイント、計826ポイント。地方議員票が計100ポイント。サポーター票300ポイントで、合計1226ポイントの過半数を取れば、当選である。
 小沢氏が出馬したことで大騒ぎになっているが、そもそも小沢氏は権力を握りたくて、それは今の民主党政権である必要はない。自民党との大連立を画策したことでも分かる。政治と金の問題で一時引っ込まざるを得なくなって、その後の参議院選で大敗したことで、菅体制を見限った、あるいは菅代表との仲がますます悪くなって妥協できなくなったと思われる。
 そこで自身で出馬して、勝てば首相となって最高権力を手に入れる。負けても、それは織り込み済みだろう。菅代表が反小沢の旗印を引っ込めて小沢氏を要職に就けることは考えにくく、反小沢体制が続く、いや、今より溝が深くなる。そうしたら、小沢氏は民主党を割って出て政界再編、大同連合体制を組み立てる目論見ができていると思う。小沢氏がやりたいのは、大連立での安定政権下で権力を握ること。だから政界再編、そう考えれば、分かりやすい図式になる。
 しかし、その図式はあくまで政界権力闘争の図式であって、円高、低成長にあえぐ経済を立て直す政策実行体制作りの図式ではない。政争で政治空白を作るなら、日本は立ちゆかなくなる。菅首相がようやくバタバタと対策に動き出したのが、小沢氏出馬への危機感からだとしたら、ばかげた話だと思う。少なくとも、私にはそう見えますぞ。菅首相殿。

                    (仲)

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2010年8月13日 (金)

円高を静観するな    ~ゆうてもええかな~

 お盆休み、帰省客でごった返している。特に高速道路無料化区間は、例年以上の渋滞で、並行するJR線や一般道の利用が幾分減っているようだ。土曜日曜は、休日高速道路1000円実施日だから、全国的に高速道路が渋滞するだろう。
 また、海外旅行者数が増加に転じている。長いところは8月8日頃からの長期休みがあるようで、1週間の休みを使って海外へ、ということなのだろう。
 海外に行かれる方には、直近の円高はありがたいだろう。今月に入って、1ドル86円~85円で推移している。特に10日、アメリカで金融緩和措置がとられて円高がさらに進む材料となっている。円高と言うより、ドル安、なのだが。
 夏休みの官邸では。この円高の動きを受け、政府と日銀が協議しているが、何も対応策を出さず、見守るとの見解を出した。これでは、日本は円高容認と取られかねない。実情は、これ以上円高が進んでもらっては困るのだ。
 製造業、特に輸出製品を製造する業者は、円高になると損が生じる。逆に輸入業は有利だ。といういことは、国内の製造業の体力が削がれ、さらに安い輸入品に対抗するためにコストダウン策を考えざるを得ない。すると、ここで新たなデフレ要因が発生する。地方の景況が徐々に持ち直しつつあるこの段階で、円高がさらに進むと、立ちゆかなくなる企業が出てくる。
 アメリカは、ドル安政策を進め、輸出拡大での景気回復を狙っている。だから日本が何の対策も打たず、急激な円高は困る、といった談話を発表するに留まる状態は、世界経済から見ると円安誘導の策を打たず、と取られて、円買いが進むだろう。これ以上の円高は、日本経済、特に製造業には打撃だ。
 実際、特効薬になるような策は数少ないのだが、『静観』していると、今年下期は倒産や、業績が悪化する企業が増える怖れがある。景況維持のためにも対策が必要で、週明けの動きに期待したい。

                    (仲)

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2010年8月 7日 (土)

ヒロシマ 非核化の思惑    ~ゆうてもええかな~

 8月6日、広島で原爆死没者慰霊式・平和記念式が行われた。原爆が投下されて65年経って、初めて原爆を投下したアメリカ大使、核保有国のイギリス・フランスの大使が参列した。国連事務総長は、参列の上、挨拶に立った。
 アメリカ駐日大使が参列したのは、オバマ大統領来日時に広島訪問を組むための布石だろうし、そのオバマ大統領は、もはや数少ない得点稼ぎである核兵器廃絶をアピールしたいところだ。英仏も同調しているから、今年は特別なように伝わっている。
 反面、アメリカでは原爆投下によって終戦にとする正当化論が根強い。なのに大使列席とは何事か、謝罪に近いではないか、という論調で批判が出ている。韓国も日本が被害者であることを強調して戦争を引き起こした責任の言及がないと批判し、北朝鮮に至っては日米同盟強化には断固立ち向かうと叫んでいる。
 各国の反応には、あきれてしまう。オバマ政権が「核無き世界」を標榜しているのは、大国が核兵器を持つことへの抑止力論から、テロ組織・敵対国家に対して、核兵器を生物兵器と同じく非人道的兵器として位置づけ、新たな保有を国際的圧力で抑止したいという方へ転換しているからだ。過去はともかく、現在は核戦争よりテロの方を押さえ込みたい。核兵器維持コストもバカにならない。それが主な意図で、過去の使用と保有に対して謝罪していない。
 私は、各国大使、国連事務総長の列席に関して、象徴的に扱って欲しいと思わない。単純に、原爆一発で大勢の市民が亡くなった、その慰霊に対して、頭を下げて欲しい。そして、9日には長崎でも慰霊式が行われる、そちらにも、足を運んで欲しい。無理なら、長崎の原爆死没者を想って欲しい。非核化の話は、それはそれで然るべき場で議論を進めるべき。ましてや、日本の戦争責任とか現在の軍事動向の話など、この式典に絡めてもらいたくない。亡くなった市民に対して、無礼だと思わないか。生き残る被害者に失礼だと思わないか。そういう話は別のところで主張してくれ。
 日本国政府がだらしないとも思う。非核化を牽引するほどの存在感を示せないかと思う。

                       (仲)

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