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2010年7月24日 (土)

ペットボトルの行く先は    ~ゆうてもええかな~

 梅雨が明けたら、一気に暑くなった。最高気温が35℃を超える猛暑日が続き、群馬や岐阜では40℃近くまで上がっている。体温ラインを超えた酷暑にあっては、節電も環境問題も大事だが、我慢して熱中症になっては元も子もない。体力が落ちている方は老若男女問わず、屋内でも我慢せず、エアコンなり扇風機なりで対策を取ることをおすすめする。もちろん、水分補給も忘れずに。
 そういうわけで、冷蔵庫の中にはペットボトルに入った飲料を常備されている家庭は多かろう。飲めば、ペットボトルはゴミになる。自治体によっては、資源ゴミとして回収しているところもあるだろう。分別回収するからには、リサイクルしているのだろうと思うと、今のところはそうとは限らない。
 もう一度溶かしてペットボトルを作るのが理想的だが、そう簡単にはいかない。不純物が混ざった物は使えない。不純物というのは、底にわずかに残った飲料とか、パッケージ・ふたのプラスチック。これを完全に取り除かないと、ボトルにしたときの強度が落ちる。ボトル以外なら、繊維状にして、衣服や幟、看板にすることも可能だが、分別の手間、輸送費、原料にするための加工に必要なエネルギーと設備を考えると、コストが合わない。だから、リサイクルが定着しない。
 仕方がないから燃やしてしまおう、ということになってしまうが、ただ焼却炉で燃やすだけでは芸がないので、一部は加工して火力発電所の燃料として使われている。今のところ、もっとも手っ取り早い有効活用法である。きちんと分別されたペットボトルなら、ダイオキシンの発生が少ない高温炉で燃やす限り、有害ガス発生の心配はほとんど無いと言っていい。
 二酸化炭素は出るが、布地などに再利用するにしても、加工するときに熱、電気を使うなら、二酸化炭素は出る。第二次大戦前のようなリサイクル社会に戻れば、二酸化炭素の排出量はぐっと減るが、ペットボトル無しの生活ができるか。無理ならば、落としどころを見つけて折り合うしかない。使用済み燃料の後始末に困る原子力発電に頼るより、よほど生物に優しいと思っている。

                      (仲)

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