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2010年5月29日 (土)

連立政権は末期    ~ゆうてもええかな~

 総選挙で自民党が崩れ、怒濤の勢いで民主党が政権を奪取したのが、昨年の8月30日。参議院で過半数をとれないために、国民新党、社民党と連立を組んで、鳩山政権が発足した。そのときから、在日米軍の見解に相違があり、三党合意のとりまとめが難航していたはずだ。
 で、やはり在日米軍の問題で、福島党首は当初の主張を曲げず、辞職もせず、閣内で我を通したから、鳩山首相は罷免した。ここであえて福島党首と書いたのは、社民党全体が一枚岩でないからだ。社民党の議員数はわずか。閣内にいて連立を組むことで政府への影響力を行使できるので、協力関係を保つとしても、閣外でどうやって存在感を示すことができるのか。そう考える党内の相違をとりまとめる前に、福島党首は閣議決定を拒否したのだ。
 社民党は、連立から離れるだろう。鳩山首相も無傷では済まない。福島党首罷免後の記者会見で、沖縄にも徳之島にも、日米合意の内容に辺野古、徳之島を明記したことから、謝罪があった。国外移転、悪くても県外移転、と言ったのは、本意はどうあれ、鳩山首相本人である。続投しても、世論は許さない。
 政権の枠組みが維持できず、大きなニュースにはなっていないが、予算以降、委員会での強行採決が続いている。とどめは郵政法案。亀井大臣肝いりの法案、委員会審議は一日だと言うから恐れ入る。強行採決で、数の力でぐいぐい法案を通していく状況は、民意を受けて政権交代を高らかにうたった党とは思えない。
 政府の舵取りは、ほぼすべて、7月の参議院選挙をにらんでのことと考えていい。選挙までに決めておかなければならないこと、後送りすること、案件について政府と党の思惑がずれが生じているため二進も三進もいかないこと、いろいろ抱えているうちに、支持率は下がる一方。参議院選で民主党は、勝つことはおろか、現勢維持がいいところと私は見ている。
 ただ、民主党以外の選択肢も今のところめぼしいところが無く、基盤が堅い党が議席を取っていくのではないかと思う。
 ほら。自民党末期に近いでしょう。政界再編しかない、のだろうな。国民を放っておいて。

                            (仲)

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2010年5月 8日 (土)

鳩山退陣秒読み    ~ゆうてもええかな~

 鳩山首相には何の恨みもないが、そろそろ限界だろうと思う。土曜日の、徳之島三町長との面談の様子を見て、鳩山首相がリーダーでいいと思った人は少なかろう。
 自民党政権をひっくり返して、従来とは違う行政を進めようとした功績は、称えられていいだろう。オープンにできることは開示する。その方針は行政を国民に分かりやすくして見せたし、霞ヶ関の、あるいは各地方の役人の中には既得権が目減りして困った人もいるだろう。
 ただ、家でたとえると、自民党政治は、一般市民が一生かかっても買えない豪邸で、窓もカーテンも締め切った中で決めて、玄関で世間と、勝手口で利害関係者と対応していたようなもの。これが民主党政権に変わって、国民は、カーテンも窓も開くだろう、ひょっとしたら立派な豪邸を建て直してガラス張りにしてくれるのではないか、と期待させたが、実際は一部のカーテンを開けて換気扇を回した、それくらいの変化しか見られない。財源に切り込んでも仕分け人が目立つだけで国債発行額はかえって増えるし、子供手当も先行き減額もあり得るし、高速道路は料金でまだもめているし、国道やダムの建設が実質完全廃止したところはほとんど無い。
 そこへ、普天間基地問題である。これは完全に対応を誤った。ゼロベースで見直すこと自体は責めない。ただ、庭先で、即ち衆人環視の状態で、対応を決めてから関係者に同意を求めても、米軍基地関係に関しては理解者は少ない。この件は、公表前に床下で根回しをして、メドが立ってからオープンにするべきだった。当事者にしてみれば、マスコミで話を始めて聞いてびっくりさせられたら、たとえ首相にお願いされても、協力より反発が先に立つ。まず当事者の意見を聞いてから決めなさい、と思うのが普通だ。首都機能移転とか、研究施設か何かを持って来ようという、前向きな話ならまだ考えようという気になるが、普天間で厄介事を起こしている連中を少し預かれということを、マスコミで知ってから政府から打診を受けて、分かりましたと言える人物はまずいない。
 それよりももっと大きな問題だと私が思っているのが、不景気に対する無策である。景況は上向きに転じる気配があるか。デフレは解消に向かっているか。国民の生活そのものに、政権交代の恩恵というものが感じられない。失業率、為替・株価、景況判断、悪くないと日銀や経産省は言うが、底支えする材料も見あたらない。担当大臣が仕事をしている様子が見えないのである。
 あれもこれもで、民主党支持が減っている。鳩山首相で参院選は戦えないとして、遅くても6月、早ければ再来週にでも鳩山退陣があるだろう。マスコミの論調も同様である。
 でもさー。鳩山家のお墓にペンキをぶっかけるのはどうかと思うぞー。救いがない世の中だなー。

                             (仲)

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