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2010年4月17日 (土)

アイスランド噴火と環境問題    ~ゆうてもええかな~

 アイスランドで火山の噴火が起き、火山灰が一時成層圏にまで達した。今はやや落ち着いているが、気流に乗って東南、即ち北ヨーロッパに火山灰が広がったものだから、エンジントラブルを恐れた航空会社が欠航し、今や空港を閉鎖、または運行中止を決めた範囲が23カ国に及ぶのだから、とんでもない混乱が起きている。
 まずは、噴火による被災者にお見舞い申し上げる。火口が氷河の下にあって、広範囲にわたって氷河が溶け、洪水被害に遭っている被災者が数千人に上るとのこと。中国青海地震でも死者が千人を超えているとの報道があり、自然の威力をまざまざと見せつけられた。
 噴火、欠航による経済損失も大きく、日本からの直行便も引き返したりしている。ゴールデンウィークを目前にして、今後収まってくれるのか、あるいは風で流されて移動拡大するのか、予断を許さないところである。
 そのあたりのところは、日々刻々状況が変化するから予想分析は専門家にまかせて、別のことを考えた。
 アイスランドの火山灰が、英仏独といったEU主要国にまで影響が及ぶ。これ即ち、ヨーロッパがいかに実感覚としての距離が近いか、を示している。これが自然界の出来事だから、困ったけど仕方ない、となるが、人為的に有害な物質が漏れ出したとしたら。今回ほど広範囲にわたらずとも、自国内で留まるとは限らず、近隣諸国に影響を与えること必至と考えねばならない。
 大気にもちろん国境はないし、土壌汚染や水質汚濁についても、ライン川やドナウ川など、国境を越えて流れ、汚染物質を下流の国へ運んでしまう怖れがある。だから、環境保護、汚染防止は時刻の問題ではなく、ヨーロッパ地域の問題である。だから、国際的取り決めをしようということに熱心で、ヨーロッパだけでなく地球規模で環境問題に取り組む基礎となっている。そのことを再認識した。
 しかし、今やEU主導で国際的取り決めをまとめることができなくなっているのは、先のCOP15の結果を見れば分かる。欧米が決めた世界基準が新興国の考えに当てはまらないことを認識して環境問題を考え直す必要があるように思う。

                          (仲)

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