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2009年12月26日 (土)

さあて、来年の鳩山政権は    ~ゆうてもええかな~

 なんだかんだで、今年も残りわずか。転換の年になったのか、大騒ぎしたほどには実質的に変わらなかったのかは、来年以降を見ないと分からないだろう。
 ただ一つはっきりしているのは、自民党が一気に弱体化したことだろう。長年政権を担っていた政党とは思えないほど、影響力が落ちている。民主党とて、鳩山首相の政治資金管理問題、小沢幹事長周辺の西松建設問題と、明らかな敵失であるにもかかわらず、追求して攻めることができない。年明けの通常国会招集後からの動きになるだろうか。通常国会では今年度の補正予算案と来年度の予算案の審議が控えているが、この審議入りに抵抗して種々の問題を追及することができるか、その駆け引きができる情勢とは思えないのだが。与党に問題があれば野党はそれを糾弾するのが役目だが、自民党も、叩けば同様のほこりが出そうなのと、予算審議を遅らせるのは景気対策の面から見ればマイナスで、景気対策執行の邪魔をしているように見られるのは本意ではなかろう。
 そういうわけで、鳩山政権を自民党が苦しめる図式になるのは考えにくいが、鳩山首相も安泰ではない。来年の鳩山政権は、今年解決できなかった積み残しの問題を処理できなければ、安泰とは言えない。解散さえしなければ民主党は与党であり続けるが、首相の座は安泰ではない。
 来年夏、7月だったか、参議院の選挙がある。半数改選で、自民党に逆転される心配はないが、民主党の目論見としては、参議院でも過半数か、それに近い議席を獲得するのが望ましい。今の三党連立政権では、特に米軍基地問題や外交面でにっちもさっちもいかなくなる。その他の政策でも民主主導で調整ができず、連立与党だからと振り回される。民主党のマニフェスト実行に支障が出るならば、今年の総選挙で集めた票は、離れてしまう。民主党のなかで、鳩山首相のリーダーシップを疑う声が出て、このままでは参議院選は苦戦するとなれば、首をすげ替えて選挙の顔たり得る党首が立つだろう。鳩山首相の敵は野党ではない。民主党内であり、外交成果であり、景気対策実行力であり、マニフェスト実行能力であり、それを含めた世論、支持率なのである。
 大技で、参院選後の与党連立組み替えという可能性も否定できない。今の三党より、民主・公明連立の方が安定すると考えても不思議はない。
 1月の名護市長選、来年度予算審議、参院選。さあて、鳩山政権はどう対処するのか。

                            (仲)

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 (新年第一週はお休みします。第二週から再開予定です。)

2009年12月19日 (土)

COP16で決めること    ~ゆうてもええかな~

 体調を崩したため、休ませてもらった。実はまだ回復しておらず、微熱が続いている。しかし、黙っているのはおもしろくない状況になっている。とりわけ、鳩山政権の急速な信頼低下には、いろいろツッコミを入れたいところで、普天間基地問題に母子献金問題、予算編成での小沢幹事長が出した要望の扱い、与党三党連携の調整など、総理としてどう対応するのか見てみたい。鳩山首相は長く保たないだろうと思っていて、関係者は贈与と言っている問題か、予算編成のタイミングで交代劇がある可能性が高いという声がある。いや、案外しぶといよ、と言う声もあるから、どうなるか楽しみである。
 そちらの方は追々ゆっくり書くとして、今はCOP15での議論について触れたい。主要国と発展途上国の対立が激しく、溝は埋まらないと思っていたら、案の定、CO2排出削減目標も、京都議定書を引き継ぐ枠組みも決めず、努力しましょうと言うだけで、具体的なことは来年のCOP16に丸投げになりそうだ。
 そもそも、COP15では、世界各国が集まって、京都議定書で定めた2012年までの地球温暖化ガス排出量削減目標の、その後の枠組みをどんな形でいつまでに決めるのが主目的であって、その中で、共通の長期目標とか、地球温暖化被害の軽減策、途上国での対策と支援の規模など、具体的な内容まで踏み込んで論議しましょう、という会議だったはずで、会議名称も第15回気候変動枠組条約締約国会議だから、地球温暖化をどうにかしましょう、という理念の元での会議なのである。
 ところが、理念などお構いなしの、というか国際的な場でCO2排出削減を約束してしまうとまずい国が、すでに京都議定書を批准している国々と対立している。曰く、京都議定書という枠組みがすでにあるではないか、その期間を延長すればいい。その本音は、CO2排出云々を考えずに自国の経済成長を優先したい。今まで負っていなかった責任を負わされてなるものか。
 日本は、鳩山首相が25%削減を国連演説で表明して、できるできないにかかわらず拍手を浴びたが、日本だけ頑張っても意味が無い。中国、インドといった大量排出国が枠組みに入らないと言い、アメリカも途上国が入るという条件付きである。たぶん、COP15では何一つ具体策は決まらないだろう。
 来年のCOP16で決めることが、たくさん出てきそうだ。いや、COP16までに、だな。

                              (仲)

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