« GM破綻のその後    ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 北朝鮮はどこへ行く    ~ゆうてもええかな~ »

2009年6月 6日 (土)

総務相の正義の波紋    ~ゆうてもええかな~

 個人的には見苦しいと思っている。鳩山総務相の、日本郵政社長人事に関する発言も、それを受けてなお社長に居座る西川氏も。
 鳩山大臣も西川社長も、個人的に存じ上げているわけではなく、マスコミの報道でしかお目にかかったことはないから、どちらがより各々のお立場にふさわしい方かは分からないが、でもやっぱり見苦しい。
 露出の多い順で、鳩山総務相について。自民党の当時小泉首相が、無茶な衆議院解散までして、郵政民営化を推し進めた。それからまだ4年も経っておらず、その総選挙で当選した衆議院議員は、まだ現職にある。その状況下で、日本郵政株式会社という企業の社長に対して辞任を迫り、再任を阻むと息巻く姿を見ると、郵政民営化に象徴される改革はなんだったのかと思う。健全かどうかは別にして、企業の首脳人事に行政の長が介入し、それが正義だ、政治家としての信念だと言われるのは、結局、行政改革に逆行して政治家が影響力を保持することが正当と言うのと同義と思う。ここ直近、自民党内での国会議員世襲制限の実質先送り、減反政策の見直し案の見送り、建設凍結国道の建設再開要求など、総選挙を目前にした自民党議員が小泉時代以前に戻して票を集めようとしている姿が見えるところに、鳩山総務相が突出すると、改革路線で票を集めた議員は迫る総選挙で逆風にさらされることになる。同じ穴のムジナなのだが、ムジナがムジナを否定する姿は見苦しい。
 西川社長に対しても、好意的に見ることができない。郵政改革を旗印にした小泉首相やそのシンパがバックアップしているのが、丸見えだからだ。改革するために残るのではなく、改革しているという姿勢を残すための留任としか思えないのだ。本気で日本郵便を健全にしたいなら、人心を刷新する方が良い。留まろうとする人も、留め置こうとする人も、郵便事業への関心より政治的意図がだだもれなのが見苦しい。
 麻生首相は、これをどう捌くか。総務相更迭の雰囲気が濃いが、鳩山氏は麻生首相を担いだ人だ。切ると求心力に影響するかもしれない。さあ、どうする。

                                     (仲)

                                     戻る

« GM破綻のその後    ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 北朝鮮はどこへ行く    ~ゆうてもええかな~ »